鹿児島商は北部九州高校総体、少年男子バレーボール(8月4日から、飯塚市ほか)に、県勢悲願の全国制覇の夢を胸に大会に臨んだ。
今年1 月の「春高バレー」で準決勝に勝ち進むなど、総体には県勢7年連続26回目の出場となった鹿児島商は、前評判通りの力を発揮した。
今年の4月から、前任者の田代博明監督の後を受け継いだ徳重一昭監督(42)は「田代監督が築いてくれた高速コンビバレーを土台として、てっぺんを目指していきたい」と、第1日の戦いを終えた後に話していた。
しかし、準決勝まで順調に勝ち進んだ鹿児島商は、春高で敗れた星城(愛知)に0-2のストレートで涙をのみ、またも全国制覇には手は届かなかった。
7年後には鹿児島国体が開催されるため、男女とも各年代にわたり強化に取り組んでいる。徳重監督は「社会に出ても恥ずかしくないような人間になれるよう」と、心身ともに鍛える指導方針を語る。部員とともに新たな目標に向かって動き出している。