日々の生活に欠かせないスマホ。「月末に近づくと『ギガ不足』になり、通信が遅くなってしまう」と高校生から編集部に悩みが寄せられた。そこで、LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生に「スマホのデータ通信量」についてアンケート。176人から寄せられた声の一部を紹介する。(佐々木菜緒)
【月のデータ通信量上限】1~6GBが半数
使っているスマホの「1カ月あたりのデータ通信量の上限」を回答してもらった。最も多かったのは「4~6GB」で27%、次に「1~3GB」が24%、「20GB以上」が16%だった。「無制限」で使用している人も7%いた。
通信量を主に何に使っているのかについて、最も多かったのは「LINEやメール」の47%。次に「インスタグラム」が21%、「YouTube視聴」が10%と続いた。
【通信量の不満】「ギガ」が足りない… 「10日でなくなる」
データ通信量に関する不満や困りごと、不便に感じていることについて教えてもらった。
「月5GBのため、Wi-Fi環境のないところで動画サイトを見られない。月末は通信量を気にしながら過ごさないといけないのが不便」(肉じゃが・1年)、「委員会や部活で送られてきたファイルを開くだけで1カ月もたずに使い切る」(N・1年)、「3GBしか使えないので、早い時だと10日ほどでなくなってしまう」(ゆいたん・2年)と、契約プランの通信量が少なくて困っている声が多く上がった。
「ダンス部でスマホの動画を見ながら練習しているのに、通信制限があってあまりできない」(カステラ・2年)、「授業のために動画を見たり検索したりするとギガが足りなくなってしまう」(ちゅるちゅ・1年)と、学校の活動で必要なのに通信量制限で苦しむ人もいた。
「LINEの方がギガを使わないで連絡できるのに、インスタでしか連絡こない子がいると困る」(かの・1年)と、通信量を気にしない友達にやきもきする声もあった。
【通信制限の頻度】毎月制限がかかる人が11%
使用上限を超え通信制限がかかる頻度は、「毎月」11%、「2~3カ月に1回」14%、「半年に1回」7%、「年1回」6%だった。
通信制限がかかった場合の対処法は、「解除されるまで何もせず耐える」「フリーWi-Fiにつなぐ」という人が多かった。他には「前月の通信量の繰り越し」「スマホを機内モードにして使用」「データ通信量の追加購入」する人もいた。
【通信量節約の工夫】「機内モード活用」「通信量を日割りで計算」
最後に、普段データ通信量を節約するためにしていることを教えてもらった。
「基本は低速モード、地図アプリを使いたい時などどうしても必要な時だけ高速モードに切り替える」(わいわい・2年)、「外出先ではできるだけオフラインでできることをする」(ミラ・1年)、「機内モードに設定して必要な時だけ解除する」(みー・1年)と、工夫しながら使っている人が多かった。
通信量を使いがちなインスタグラムについて「外ではよっぽどのことがない限り使わない」(にゃろん・3年)、「学校の帰り道の1回しか見ない」(波瑠・2年)という意見もあった。
「通学中はスマホではなく単語帳などで勉強するようにしている」(ちょ待って・1年)、「とにかくスマホを触らない。スマホがないほうが、今この瞬間を生きられる!」(たんぽぽ・3年)と、極力スマホを使わないようにしている高校生もいた。
「毎週末に今月残り使える通信量の計算をしている」(しろみ・2年)、「データ量を月の日数で割って1日に使用可能なデータ量を出し、毎日確認しながらちょびちょび使ってる」(えりたろ・3年)など、データ量を意識する声もみられた。
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