世界の高校生が化学の難問を解いて競う第56回国際化学オリンピック(IChO2024)が7月22日から29日にサウジアラビア・リヤドで開催され、日本代表として高校生4人が出場。金メダルを2人が、銀メダルを2人が獲得した。文部科学省と日本化学会などが7月30日、発表した。
世界90カ国から327人が参加
国際化学オリンピックは高校などに在学する20歳未満の生徒が対象で、世界90カ国・地域の327人が参加。化学の理論問題や実験課題に挑戦した。
金2銀2を獲得
規定によると、メダルは金が全体の上位1割に、銀が続く2割に、銅は続く3割に与えられる。日本は2003年から参加を開始し、毎年4人の選手を派遣している。今回の成績は次の通り(敬称略)。
- 大沼拓実(おおぬま・たくみ、神奈川・栄光学園高校3年) 金メダル
- 斎藤健太(さいとう・けんた、兵庫・灘高校2年) 金メダル
- 飯野拓人(いいの・たくと、東京・筑波大学附属駒場高校3年) 銀メダル
- 鈴木亜麻音(すずき・あまね、神奈川・洗足学園高校3年) 銀メダル
日本代表がメダルを獲得するのは22年連続だ。
来年はアラブ首長国連邦で開催予定
2025年の第57回国際化学オリンピックはアラブ首長国連邦で開催される予定。