理科の選択科目、生物。いろいろな知識を覚えないといけないので、「暗記が大変」「物理を選択しようかな…」と思っている人も多いはずです。生物で偏差値70以上を達成できた、自分なりの勉強法を紹介します。(高校生記者・れーずん=3年)

イラストや図を描きビジュアル化

情報がたくさん載っている教科書を見ると、つい暗記や問題演習の方に力を入れがちです。でもその前に、まずはしっかりと「理解する」という作業が生物では大事だと思います。

たくさん書き込んだ生物の教科書は、一番の愛読書

そこで始めたのが、現象の流れをイラストや図にして「ビジュアル化」することです。単に教科書や資料集に載っている図をそのまま写すのではなく、シンプルに描くようにしています。私は、テスト本番で分からなくなってもすぐに思い出せるくらいを目安に、仕組みを単純化して描くようにしてます。生物の仕組みはややこしく、文章だと捉えにくいと苦しんでいましたが、ビジュアル化のおかげで理解が深まり、考察問題も解きやすくなりました。

シンプルイズベストでまとめています

他の分野の知識とつなげる

他の分野の話と生物の知識をリンクさせることも大事だと思います。例えば、私はよく用語の語源などを調べています。あまり分からなかったカタカナの言葉の正体が分かるだけでも、暗記はだいぶ楽になりました。

「語源でイメージ」は英単語だけじゃない!

他にも、「代謝」の分野は有機化学の知識とつなげてみたり、「免疫」や「遺伝子」などは時事系のネタでもよく取り上げられるので、ニュースを少し調べてみたりしました。例えば新型コロナウイルスの予防をする「mRNAワクチン」は、すごく難しい話かと思いきや、実は高校生物の内容で基本的なことは理解できます。こういうことを知れば、生物を勉強するモチベーションにもなります。

生物を単なる「暗記教科」で終わらせるのではなく、生物の楽しさも味わってみませんか?