大正製薬が高校生を対象に行う「若年層に受け入れられるリポビタンDパッケージ」の成果発表会が12月20日に行われ、慶應義塾高校(神奈川)、柳川高校(福岡)、成蹊高校(東京)の3校が参加。それぞれデザインした「リポビタンD」のパッケージについてプレゼンテーションを行った。(文・写真 椎木里咲)
Zoom上でプレゼン行う
同企画は高校生が「若年層に受け入れられるリポビタンDパッケージ」を考案し、商品化を行うというもの。今年で3回目の開催となり、卒業研究や探究学習として活用されている。成果発表会では各校の校内選考を勝ち抜き採用されたパッケージを手に、各校からZoomをつないでオンライン上でプレゼンテーションを行った。
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3校がオリジナルデザインを発表
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柳川高校がデザインしたのは、2本を組み合わせると「ハート」が完成するパッケージ。夕日をバックにしたデザインで、「日常を共にする仲間たちと明日も頑張る気持ち」を込めた。
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慶應義塾高校はラグビーをする高校生と勉強をする高校生をあしらったデザイン。「闘う、君と」というメッセ―ジを盛り込み、頑張る若者を応援するデザインだ。
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成蹊高校は大正製薬のロゴマークでもあるワシをかわいらしくデフォルメしたデザインだ。ワシの頬が「むぎゅっ」と押されたデザインで、ここに親指を置いて写真を撮るとワシの頬を親指で押したように取れるという。
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成蹊高校では複数の班に別れてデザイン案を考えた。堀井柚那さん(2年)は、「消費者と一緒に完成させられるデザインはないか」と考え、ワシの頬を押すデザインを思いついたという。班員も堀井さんの案に賛同し、校内プレゼンを経てパッケージ化が決まった。堀井さんは「お客さんの目線に立って、『どんな商品が心に響くのか』と考える力や、プレゼン力がつきました」と笑顔で語った。