自分の世界で静かに楽しく生きたい私と、いつも積極的にいろいろな人と関わり、にぎやかな印象の父。正反対の二人ですが、一緒に出掛けたり、たわいのない話をしたり。私は父と楽しく過ごしています。家族と良い関係を築くコツを紹介します。(高校生記者・さぼてん=2年)

【1】楽しいことを共有する

1つ目は、楽しいことを共有することです。「今日、友達とかき氷を食べたんだ」「面白そうな映画が近々公開されるらしいよ」など、私はその日にあった楽しい出来事を父に話します。

父と一緒にかき氷を食べに行きました

日々の何気ない会話がきっかけで、今年の夏は父と一緒にかき氷を食べに行ったり、映画を見に行ったりしました。お互いのことを知り、仲が深まること間違いなしです。

【2】心地よい距離感を保つ

2つ目は、自分が嫌にならない距離感で関わることです。思春期真っただ中の中高生は、「家族と距離を置きたい」なんて感じることもあるのではないでしょうか。

父と一緒に拾ったシーグラス

私は父とよく話をしますが、自分のことを何でも話すわけではありません。情報を共有することはもちろん大切ですが、言いたくないことを無理に話す必要はないと思います。それぞれの距離感で、それぞれの良い関係を築くことが最も大切です。趣味や悩み事など何でも話す関係もあれば、進路など重要なことだけ話す関係もあるでしょう。

距離感は自由です。何でも話せる関係よりも、少し距離を置いたほうが気分よく過ごせるかもしれません。

父のことを尊敬している

「お父さんとたくさん話をしたり、出掛けたりする女子高生なんて珍しいね」とよく言われます。父の前では恥ずかしくて言えませんが、私は父のことを尊敬しています。一緒に出掛けることが恥ずかしいとは思っていません。むしろ、楽しく、良いことだと感じています。

SNSや友達と過ごす時間もいいですが、たまには家族との時間を大切にしてみてはどうでしょうか。新たな家族の良さを発見できるかもしれません。