「汗拭く時もおしとやか」＝LOVE佐々木＆髙松＆野口が語るアイドルのプロ意識｜高校生新聞オンライン

「イコラブ」の愛称で親しまれているアイドルグループ「＝LOVE（イコールラブ）」のメンバーが登場。佐々木舞香さん、髙松瞳さん、野口衣織さんの3人が、初対面の人との会話術や、普段のふるまいでの心掛けなど高校生から寄せられたお悩みに答えてくれました。（文・中田宗孝、写真・幡原裕治）

恥ずかしさは1秒で忘れる

―高校生からの質問です。「人と話すことが苦手で、特に初対面の人と話すとき、何を話せばいいのか分からなくなってしまいます。こんなとき、みなさんはどうしていますか？」

佐々木舞香さん　気の持ちようだと思います。もしも私が、質問をくれた高校生の方と同じ立場だったら、強い気持ちをもって話し掛けてみる。

野口衣織さん　「パッション！」ってこと？

佐々木　うん。初対面の相手の方というよりも、「話し掛けようとしている自分の行動がなんか恥ずかしい、苦手だな」と感じてしまう。そんな自分自身のマイナスな感情の部分が大きくて、うまく会話に踏み出せないでいると思うんです。まずは恥ずかしさや苦手意識をもたないこと。「初対面の人に話し掛けるときの恥ずかしさなんて1秒で忘れる。忘れるんだ！」と心に思いながら、話し掛けてみてください。

左から佐々木舞香さん、野口衣織さん、髙松瞳さん

人前では常に「アイドル100％」

―続いての質問です。「アイドルはたくさんの人から見られる職業だと思います。人からの見られ方や自身のふるまいなどで、心掛けていることはなんですか？」

髙松瞳さん　そうですね、やはりお仕事中は一番に見られ方を意識しています。ライブにはありがたいことに、コンサート中ずっと私だけを追ってくれているファンの方もいるんです。私もその気持ちに応えたくて、1秒たりとも気を緩めてはいけないと頭と体にたたき込んでいます。ステージ上で汗を拭くときでも、おしとやかなしぐさで。　

佐々木・野口　きれいに見える汗の拭き方、私たちもやるよね（笑）。

髙松　1秒でも人前に出るのなら「アイドル100％」で生きています。

野口　瞳はどんなときも姿勢がずっと良いよね。座っている今も姿勢がいい。

髙松　あまり意識はしてないかも（苦笑）。

野口　きれいな所作を無意識にできる女性なんです。今、私は瞳を褒めながら、自分の姿勢を直したからね（笑）。

背中たたいて緊張ほぐす

―コンサート直前はとても緊張すると思います。緊張を和らげるためにしていることはありますか？

佐々木　メンバーたちに背中をたたいてもらいます。

野口　私たちは、どのメンバーも他のメンバーに自分の背中をたたいてもらって緊張をほぐす慣習があるんです。

佐々木　1月から3月にかけて行われた全国ツアー（＝LOVE全国ツアー2023「Today is your Trigger」）では、どの会場でも「この空がトリガー」が1曲目でした。この曲は私のソロパートが歌い出しで、コンサートは私の声から始まるんです。なので、毎回緊張していて、このツアーもメンバーに背中をたたいてもらっていたんです。

「昔からのファン」は泣いちゃうかも

―映画『＝LOVE Today is your Trigger THE MOVIE」では、デビュー前のオーディションの様子をはじめ、これまでのグループ活動の振り返った映像なども盛り込まれています。

髙松　はい。私も記憶が一気によみがえってきました。普段、自分たちの活動を振り返ることはなかなかないので、私たちにとっても懐かしいし、昔から応援してくれているファンの方は泣いちゃうかも知れませんよ（笑）。私たちを最近好きになってくださった方も、＝LOVEの歴史を知ることができる作品になっています！

佐々木　この映画の中には、＝LOVEのグループ名を発表する記者会見のときの映像も登場します。実はこのとき、メンバーはまだ誰もグループ名を知らなくて、壇上にいるメンバーの中で瞳だけ、グループ名が先に見えちゃって「あ！」ってびっくりしてる表情が写っています。見どころですよ（笑）。

髙松　そうそう！　指原（莉乃／＝LOVEプロデューサー）さんがグループ名の書かれたボードを持っていたんですけど、それがチラッと見えてしまって（笑）。英語や記号が入っているグループ名だとは、まったく想像していなくて、ただただ純粋に驚いちゃったんです。　

デビュー時より成長した歌唱力

―デビューから数々のステージを経験してきたと思います。＝LOVE全国ツアー2023「Today is your Trigger」日本武道館公演のステージングで、グループとしての成長を感じた瞬間を教えてください。

髙松　本当にみんなかっこよくなっていて。「メンバー全員、気合が入ってるな」と感じたコンサートでしたね。デビュー間もない私たちだったらできなかった、抑揚をつけた歌い方、声量の大きさ、表現の仕方に成長を見ることができました。

佐々木　うん、かっこよかった。

野口　この映画を見ていて、「瞳、全然音外さない！」ってびっくりしました。もちろん、元々歌唱力はあるけど、そんな高い音程をなんで顔色変えずに歌えるんだろうって思いました。　

佐々木　最近の瞳は、コンサート中も余裕さえ感じられる。

髙松　ありがとう。うれしい。メンバーみんなの成長を感じられた日本武道館公演でした。

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高校生新聞編集部LINE公式アカウントとお友達になってから、「＝LOVE色紙希望」と明記の上、「学校名·学年·性別·記事の感想」をメッセージに書いて送ってね。10月31日締切。応募資格は高校生·中学生に限ります。当選者には編集部からメッセージでお知らせします。

ささき・まいか　2000年1月21日生まれ。愛知県出身。 たかまつ・ひとみ　2001年1月19日生まれ。東京都出身。 のぐち・いおり　2000年4月26日生まれ。茨城県出身。 指原莉乃プロデュースにより、2017年にデビューした女性アイドルグループ「＝LOVE」。 14枚目の最新シングル「ナツマトペ」では、自身最高の販売枚数記録を達成。10月18日(水)、 19日(木) には、さいたまスーパーアリーナにて過去最大規模の6周年コンサートとなる「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を開催予定。

映画「＝LOVE Today is your Trigger THE MOVIE」

今年１月から３月にかけて全国5都市で開催された＝LOVE全国ツアー2023「Today is your Trigger」の追加公演となる日本武道館（昼・夜2公演実施）でのライブパフォーマンスを映画化。メンバーの魅力はじけるライブシーンはもちろん、オーディション合格から現在に至る６年間の活動の振り返り映像、各メンバーが秘めた思いを明かすインタビュー。さらにバックステージやリハーサル風景なども映し出す。9月22日（金）より全国公開。配給：エイベックス・フィルムレーベルズ。