受験にトラブルはつきもの。でも中には「まさか自分には起きないだろう」と思っている人もいるかもしれません。私は高校入試1カ月前に入院を経験。無理しない大切さを伝えたいです。(高校生記者・Yokokami1=2年)

突然音が聞こえなくなって

私は現在高校2年生です。公立の中学から公立の高校に進学しました。当然、受験をして高校に合格したのですが、入試の1カ月前に、突然音が聞こえなくなってしまう「突発性難聴」という病気にかかってしまいました。

いまは生活リズムを崩さないようにスマホの目覚ましを使っている

突発性難聴の原因は、ストレスを始めさまざまです。私の場合は、受験勉強によって自分を追い込みすぎてしまったことが原因でした。

食事はゼリー状…無理をし過ぎた

私の志望校は県内有数の進学校で、正直自分のレベルには合っていませんでした。少しでも合格の可能性を上げるため、学校の授業が終わるとすぐ帰宅し塾の自習室で夜遅くまで勉強。家に帰ってからも勉強。食事はゼリー状のものしか食べていないような状況でした。

そのような状況になって約1カ月たった金曜の夜。いつものように自習していると、いきなり耳鳴りがして、だんだん頭が痛くなってきました。「何かいつもの耳鳴りとは違う」と異変を感じ、その日は早めに勉強を切り上げて翌日病院を受診。聴力検査などをして医者から告げられた病名が、「突発性難聴」でした。

1週間入院、体調管理の大切さ痛感

翌週大きな病院に行くと、そのまま1週間治療のため入院することになりました。ちょうど入試1カ月前のことです。「なんでこんな時に……」と自分を責めました。志望校には合格できましたが、体調管理には十分気をつけようと思った出来事でした。

そんな経験をした私からみなさんにお伝えしたいことがあります。食事をバランスよく取ることです。毎日しっかりとごはんを食べることはとても重要です。スープなどで済ませる生活をしている人、いつか体調を崩すかもしれません。受験生なら体調を整えることも重要です。自分の体を大切にしてください。ぜひ、無理をしない程度に頑張って受験を乗り越えてください!