世界の高校生が地理の難問を解いて競う第19回国際地理オリンピック(IGeo2023)が8月8日から14日までインドネシア・バンドンで開催され、日本代表として高校生4人が出場。銀メダルを1人が、銅メダルを2人が獲得した。文部科学省と国際地理オリンピック日本委員会が8月14日、発表した。
世界45カ国から177人が参加
大会は大学などの教育を受けていない16~19歳が対象。世界45カ国・地域の177人が参加し、記述、マルチメディア、フィールドワークの3種目の試験で「地理力」を競った。
3人がメダル獲得
大会規定によると、メダルは参加者の上位12分の1に金メダルが、続く12分の2に銀メダルが、続く12分の3に銅メダルが与えられる。日本代表の成績は次の通り(敬称略)。
- 石井智貴(いしい・ともき、兵庫・灘高校2年) 銀メダル
- 田中穣(たなか・ゆたか、東京・桜修館中等教育学校6年) 銅メダル
- 井上尚多朗(いのうえ・なおたろう、広島・広島学院高校2年) 銅メダル
- 辻昂太朗(つじ・こうたろう、鹿児島・ラ・サール高校3年)
来年はアイルランドで開催
大会は1996年に始まり、日本は2008年から代表を派遣している。2024年の第20回国際地理オリンピックは、アイルランド・ダブリンで開かれる予定。