高校3年生以下の女子がアルゴリズムの設計力などを争う第3回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI2023)が7月15日から21日にスウェーデン・ルンドで開催され、日本代表として高校生4人が出場。金メダルを1人が、銀メダルを3人が獲得した。文部科学省と情報オリンピック日本委員会が7月20日、発表した。

世界52カ国・地域から190人が参加

ヨーロッパ女子情報オリンピックは、高校3年に相当する学年以下の女子を対象としたプログラミング大会。今年は世界52カ国・地域の190人が参加。与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムの設計や、それをプログラムとして適切に実装する能力を競った。

全員がメダル獲得

ヨーロッパ女子情報オリンピックでは、ヨーロッパ参加者の約半数にメダルが授与され、金・銀・銅の割合はおよそ 1:2:3 と定められている。日本代表4人の成績は次の通り(敬称略)。

日本代表の4人。左からへファナンさん、沈さん、藤居さん、小田さん(情報オリンピック日本委員会提供)
  • 藤居星(ふじい・あかり、北海道・札幌南高校2年) 金メダル
  • ヘファナン色葉(へふぁなん・いろは、兵庫・宝塚北高校3年) 銀メダル
  • 沈展帆(しぇん・ちゃんふぁん、大阪・佐野高校2年) 銀メダル
  • 小田華子(おだ・はなこ、東京・桜蔭高校3年) 銀メダル

次回の参加者を募集中

情報オリンピック日本委員会はヨーロッパ女子情報オリンピックの日本代表選手選考会を兼ねた「日本情報オリンピック女性部門(JOIG)」を2021年から開催しており、現在次回の参加者を募集している。