みなさんには、親友と呼べる存在はいますか? 私には、5歳からの付き合いの親友がいます。友達は他にもいますが、親友は特別な存在です。そんな私と親友の関係についてお話しします。(高校生記者・ひかりん=3年)

家族ぐるみで遊ぶ仲

親友とは、私が転入した幼稚園で出会いました。卒園し小学校は分かれてしまいましたが、共通の習い事であるスイミングでよく会って話していました。

家族ぐるみでステンドグラスの工房に。体験で作ったステンドグラスは今も宝物

休日には、家族ぐるみでステンドグラス作りの体験をしたり、乗馬体験をしたりしました。ディズニーに行ったこともあります。私がスイミングをやめてからも、親を通してずっとつながっていました。

一時は疎遠、コロナ禍でまた仲良く

中学校も高校も、私たちは別々です。親友が吹奏楽に熱中しているのに対し、私は不登校で家に引きこもる日々を送っていました。そのため、新年のあいさつとお互いの誕生日のお祝いぐらいしか連絡がない年もありました。

親友との写真がたくさん詰まったアルバム。見返すだけで幸せになります

なんとなく、頑張っている親友に引け目を感じていた部分があったかもしれません。そんな私たちが再び話すようになったのは、コロナ禍が始まってからです。中学3年生の春に緊急事態宣言が発令され、休校となりました。親友も部活の中止を余儀なくされたことで時間ができ、休校中は毎週のように電話で話していました。

正反対の二人、でも仲良し

お互い家で過ごしているのに、毎週話しているのに、話題は尽きません。6時間以上話していたこともありました。

私は犬を飼っていて、親友は猫を飼っています。私は甘党で親友は辛党、私は弟がいて、親友は一人っ子。似ているところより違うところの方が多いかもしれません。それでも、不思議なくらいに気が合います。親友が楽しそうに推しやペットの話をしていると、それだけで私も幸せになります。

「離れていても心はつながっている」関係を作るのは簡単ではないですが、不可能ではないです。親友との関係を通して、自信を持ってそう言えるようになりました。私にとって、本当に自慢の親友です。行きたい大学も目指している職業も違いますが、これからも2人でこの関係を続けていきたいです。