中学生の頃から人間関係に悩み、孤立していました。ですが、高校生になって隣の席の子と出会ったことで、毎日が劇的に変わったのです。(高校生記者・こはく=3年)
信じることが怖くなった中学時代
中学時代、仲の良かった友達とトラブルになってから、人を信じるのが怖くなってしまいました。誰と一緒にいても不安がぬぐえず、徐々に一人で行動するように。思い描いていた楽しい中学校生活にはなりませんでした。

「高校で友達ができるか」不安でいっぱいだった
高校進学が近づく中で、何より心配だったのは、新しい場所で友達ができるかどうか。
もし高校でも、笑い合える人に出会えなかったら…。そんな不安に押しつぶされそうになりながら、新生活の初日を迎えました。
「お昼一緒に食べない?」と話しかけられて
入学初日。教室には知らない顔ばかりで、人見知りの私は声をかけられず、ただ時間が過ぎていきました。
このまま1日が終わってしまうのかと思ったとき、隣の席の子が「お昼ご飯一緒に食べない?」と話しかけてくれました。あまりに突然のひと言に驚きつつも、うれしさで胸がいっぱいになりました。
少し間をおいて返事をしたあと、2人で初めての高校でお弁当を食べました。話すうちに共通の趣味が見つかり、それから毎日お昼を一緒に過ごすようになりました。
毎日お昼を食べる友達ができた
その後、同じ係になったクラスメートとも仲良くなり、いつの間にか5人グループで一緒にお昼を囲むようになりました。
あのとき声をかけてもらえたおかげで、たくさんのすてきな人とつながれました。学校行事も全力で楽しめるようになり、今では理想をはるかに超える高校生活を送っています。
勇気を出せば思いがけない出会いがある
新しい場所ではドキドキや不安が大きく、自分から声をかけられなかったり、「一人の方が気が楽」と思ったりする時もあるかもしれません。
けれど、ほんの少し勇気を出して殻を破れば、思いがけない出会いが待っているはずです。まずは一歩踏み出して、自分なりの「青春」をつかみにいってほしいです。