新入生のみなさんは、これから始まる高校生活に期待と不安が入り交じっていることでしょう。読者のダオツンさん(3月卒業)も、知り合いがいない高校へ進学し不安でいっぱいだったそうです。友達をどのように作ったのか聞きました。

友達のいない高校に進学

―入学前、不安に感じていたことを教えてもらえますか?

中学生の時に一部の友達から嫌がらせをされ、つらい思いをしました。私のことをわかってくれる友達もいましたが、それ以上嫌がらせをされるのも嫌だったので、彼らと距離を置くことにしました。中学の仲間が比較的少ない、遠距離の高校を選んだんです。

だから、入学前の友達のコミュニティーはゼロに等しく、「もし友達ができなかったらおしまいだ……」という気持ちでいっぱいで、不安でした。

友達がいない高校に入学、不安な気持ちでいっぱいに(写真はイメージ)

出身地や趣味を積極的に質問

―知り合いがいないと余計ドキドキしちゃいますよね。どうやって友達を作ったのですか。

まずは男女分け隔てなく、クラスメートに積極的に話しかけるようにしました。

―話しかけるのは勇気がいりますよね……。どんなタイミングで?

例えば、集会などで体育館などに集まることってありますよね。席が近い人に話しかけるよいチャンスでした。

―どんな話をしましたか?

出身地や趣味などをどんどん質問したんです。授業での先生の説明で分からなかったことを聞いて、少しずつ話をするのも、距離が近づくよいきっかけになりました。

私は野球観戦が好きなのですが、「趣味が合うな」と感じた人には、関連した話題で話すようにしました。部活動の先輩には、活動で分からないことを積極的に質問しましたよ。

ダオツンさんの趣味の野球観戦

おかげで、クラスや部活動で本当にたくさんの友達ができ、充実した高校生活を過ごせました。

緊張も恥ずかしさもみんな一緒

―新生活での友達作りに不安を感じている読者の皆さんに、アドバイスがあれば教えてください。

私が伝えたい高校デビューのコツは、「積極的に近くの仲間に話しかけてみるべし!」ということです。初めは緊張するかもしれませんし、恥ずかしいかもしれません。しかし、周りの仲間も同じことを考えているはずです。仲間も新たな友達を欲しがっているに違いありません。まずは席が近い人から積極的に話してみてください!

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