高校生活の3年間は、人生の中でも特別に思い出に残る期間です。充実した日々を送るためにも、「どんな環境で過ごすか」がとても大切になります。私が中学時代に知っておけばよかったと思う、高校選びのポイントをお伝えします。(高校生記者・うどん=1年)

【1】どんな進学の種類に強いか

高校卒業後、大学に進学する予定の人は、通う高校が「どのような進学に強いか」をぜひ見てほしいです。具体的には、「指定校推薦があるか」「どんな学部に行く人が多いか」「理系・文系の割合」などです。

高校受験の際に使っていた問題集

 

【2】受験対策の程度を確認

授業進度の確認も大切です。もし今すでに進学したい大学があるのなら、しっかりと受験対策をしてくれる高校へ行く、または塾に通うことを検討しなくてはいけません。高校1年生の段階でクラスの9割以上の生徒が塾に通っている学校を私は知っています。

塾に行くか否か、学校で出る課題は多いか、受験対策をどのくらい学校でするのかなどを、あらかじめ確認しておくべきです。

【3】無理なく安全に通えるか

通学路や、学校までの距離を知っておくことは本当に大切です。一度行ってみるだけでなく、学校帰りを想定して夜道が暗くないか、人通りはどうかなども確認しておくとよいでしょう。

【4】行事を見学して雰囲気をつかむ

学校によっては勉強に熱を入れすぎて行事が活発ではない高校もあります。体育祭、文化祭など高校生のうちにしかできないこともあります。ですので、どんな行事があるのか、ワクワクする行事はあるかなど調べておいてみてください。文化祭は見学できる学校も多いので、見ておくと雰囲気をつかめていいと思います。

【5】中高一貫校かどうか

中高一貫校にもさまざまな学校があります。高校からの生徒募集を受け付けない、高校からの入学者と中学からの入学者でクラスを完全に分ける、高校からの入学者が少数派である、逆に多い……などです。

注意してほしいのが、高校からの入学者が少数派の場合です。中学から上がってきた人たちでかたまっている場合があり、過ごしにくいかも。自分から積極的にまざりに行けるタイプなら心配無用かもしれませんが、人見知りな性格の場合は気をつけるべきポイントだと思います。

【6】「自分自身」で行きたい高校を決めたか

最後に、私が一番大切だと思うことは、高校へ進学するかどうか、どの高校へ行くかは通う本人が決めるべきということです。もちろん学力に見合った学校へ行くのもよいと思います。ですが、行きたいと思える学校に通うのは、より充実した学校生活を送ることにもつながります!