私は高校入試の1週間ほど前から、万全の状態で受験できるように準備をしていました。勉強の工夫のほか、受験当日の緊張を少しでも緩和させるためにやったことをご紹介します。(高校生記者・桜いをり=2年)

【1】規則正しい生活で体調管理

1つ目は、体調管理です。手洗い、うがい、マスクはもちろんのこと、3食きちんと食べるようにしたり、基本的な生活習慣を大切にしたりすることを心がけていました。

勉強の際によく食べているお菓子。受験直前は、肩の力を抜いて無理をしないことも大切に

勉強したい気持ちもあると思いますが、夜は早めに寝ることも重要です。夜更かしは試験の1週間ほど前からやめて、規則正しい生活を大切にしてください。

【2】試験日と同じ時間に起床

2つ目は、当日の試験時間に実力が発揮できるよう、朝に活動することです。私は、1週間前から試験の日と同じ時刻に起きて、10分ほど朝の散歩をしていました。冷たい空気でしゃきっと目が覚めるのでおすすめです。途中で中だるみしないよう、「3日目は帰りにコンビニで甘い物を買う」などとご褒美を設けておくと、モチベーションも維持しやすいと思います。

【3】当日のシミュレーションをする

3つ目は、事前に試験当日の朝のシミュレーションをしておくことです。私は、試験の1週間前の同じ曜日に、当日乗る時間の電車の、当日乗る車両に乗って試験会場に行ってみました。とても緊張してしまう方におすすめの対策方法です。

私は都心の学校を受験したので、試験に向かう電車の中は単語帳も開けないほどの通勤ラッシュでした。事前にそれを確認していたので、当日は、電車の中では音楽を聴いてリラックスすることに努めました。おかげで、受験当日に慌てることなく会場に向かえたと思います。バスなどで会場に行く方も、ぜひ実践してみてください。

【4】新しい勉強はしない

4つ目は、勉強についてです。試験直前はあせってしまうと思いますが、新しい勉強には手を出さず、これまでにやったことを確実にできるようにしたり、知識の漏れを補ったりすることに時間を使ってみてください。過去問の解き直しを行うのもおすすめです。

付箋に前向きな言葉を残しておく

私は、それまでの勉強の復習に加えて、「自信をつける」ことも大切にしていました。問題を解いて正解したら、そのときの気持ちを「やった!」「完璧!」などと文字に残しておいたり、試験直前にそのページを開けるようしたり、「試験の日のモチベーションになる要素」を残すのがおすすめです。

試験の日は、とても緊張してしまうと思います。だからこそ、事前に確認しておけるところは確認をして、可能な限り不安を解消してから試験に臨むことが、とても大切だと思います。皆さんが、試験当日、後悔なく実力を発揮できることを祈っています。