模試の結果に一喜一憂するだけになっていませんか? 模試は自分の弱点を把握できる良い機会です。高校生記者たちが模試を最大限に活用するために実践していることを聞いてみました。

模試の判定結果を見て終わり、では身に付かない!

【1】解き直しして解説読み込む

試験の後に問題の解き直しをして、解説をしっかり読み込んで次に生かすことがとても大切。結果と向き合うのがつらいときもあると思います。ですが、模擬試験を味方につけることで得意にできた教科や単元もありました。同じミスをしないようにふり返りをして、ケアレスミスを減らすことが得点につながると思います。(桜いをり=2年)

【2】自己採点の精度もチェック

河合塾の模試には「模試ナビ」という機能があり、目標偏差値の記入ができるうえ、自己採点も簡単にできるので、終わり次第ふり返りをしています。解答が返ってきたら解き直しをするのはもちろん、模試ナビの自己採点と解答の点数を見比べてズレがあるか採点基準を確かめると、自己採点する力もつきます。これまで受けた模試を模試前日に見返すこともあります。(めいけん=2年)

【3】解けたはずの問題を把握

模試は範囲が広くて、試験勉強がとても大変です。私は文系なので、国語と日本史と英語の強化を徹底的にしました。そして、判定が出たら間違えたところをしっかり見て苦手部分を把握し、復習します。解けたはずの問題があったら、次からはその間違いをしないように気をつけることができます。(ラパン=2年)

【4】「直しノート」を作る

学校で受ける模試は定期考査の範囲にもなっているため、欠かさず復習しています。例えば、数学は模試でできなかった部分の公式をまとめます。英語は、直しノートに「なぜその文法が違ったのか」などを明記。漢字や古典の単語・漢文訓読の復習、現代文は解答とどこが違うのかを一度確認することで今後の勉強につなげています!(こみりこ=1年)

【5】間違った問題を答え見ずにリトライ

まずは答えを見ず、間違った問題を考え直します。次に、解き直しを丸つけ。さらにどこを間違ったのか先生と分析し、もう一度解き直します。このサイクルさえやれば、確実に身に付きます!(りとるしゃけ=2年)

先生の力を借りてミスの原因を探ってみるのもオススメ

【6】間違えた問題をコピーしてノートに貼る

模試の問題をコピーして、間違えた問題をピックアップして解説を加えます。ノートを作ったあと見直して復習することが重要です。復習しなければ定着はしません。復習をして自分の苦手なところを克服していくことが大切だと思います。(ごぱん=2年)