「選挙」というと、どんなことを思い浮かべますか? 高校生だとあまり身近なものと感じられない人が多くいると思います。私は高校2年のとき、選挙に関わるボランティアを始めました。選挙ボランティアの活動と選挙の大切さについてお伝えしたいと思います。(高校生記者・すあ=3年)
投票の意義伝えるボランティア
もともと選挙や政治について家族がよく話していたからか、自分でも知らない間に選挙に興味を持っていました。ボランティアを始めたきっかけは、高校にある選挙管理委員会の先生からの紹介です。
県内の高校生や大学生のボランティアメンバーと、月に1回、コロナ禍のためオンラインで交流。主に選挙に関わる資料を読んで、「どうすれば投票率が上がるのか」「なぜ若者が投票に行かないのか」など4~6人のグループで話し合ってまとめ、発表していました。
「先生」になって選挙の授業
県内の高校に出向いて、1年生のクラスで出前授業も実施。他のボランティアの方々と分担して、選挙の流れや投票に行く意義などについて講義をしたり、「どうして若者は選挙に行かないのか」というテーマでグループ学習をしたりしました。
活動を通して、選挙の知識や投票の大切さを学べ、違う学校や年齢の人たちと話す機会にもなりました。私の通っている高校で、10分ほどですが主権者教育の授業をさせてもらいました。
生きやすい未来を投票で作る
「なんで選挙に行かないといけないの?」と疑問を持つ高校生もいるでしょう。「選挙に行かない=生きにくい未来を作る」ことです。何しろ政治家は、選挙で落選すると失職。当選し、失職しないために、投票する人が多い高齢者に合わせた政策の発表が欠かせません。
そんな政治家が当選したら、若者は過ごしにくくなってしまうかも。投票するかしないかで、生きやすくなるのか生きにくくなるのかが決まります。有権者となった生徒たちだけでなく、これから有権者になる人たちにも選挙や投票することの大切さを伝えていきたいです。