高校卒業後にどんな選択をするか決めるためにも、進路指導は重要な機会ですよね。大切なことだからこそ、もらうアドバイスにモヤモヤすることも。高校生記者たちが感じたモヤモヤとその解消法を紹介。

本当に私のため? アドバイスへの不信感

生徒の気持ちを汲まず、知名度や世間的な評価の高い大学を薦めるだけと感じてしまう進路アドバイスがあるようです。

偏差値が高い大学を勧められる

気になっている大学があるのに「目標は高い方がいい(=偏差値が高いほうがいい)」と言ってくることです。まだそこに決めたわけではないのに、あまりにもたくさん言ってくるのでモヤモヤ。(rim=1年)

学校のイメージUP優先の指導

先輩から聞いた話ですが、東京の大学に行きたいと先生に伝えたところ、「じゃあ、東大行けばいいじゃん」と言われたそうです。東大合格者を出して学校のイメージをよくしたいというのも分かりますが、大事なのは「行きたい」という気持ちだと思うので、希望していない生徒にそういうことを言わなくてもいいのではないかと思いました。もう少し生徒の気持ちもくみ取って進路についてアドバイスしてほしいです。(Aurora=1年)

自分の夢を全否定

高1の時、入学して4日後の個別面談で自分の夢を否定された時はさすがにモヤっとしました。それ以来、「先生たちなんてしょせん、適当」と思い誰にも進路相談していません。(りとるしゃけ=2年)

素直に聞けないのは信頼不足が原因かも(写真はイメージ)

指定校推薦を勧めてくる

学校の先生でなく、家族との話です。家族は私に指定校推薦での大学進学をしきりに勧めます。本当は行きたい大学が別にあり、学びたいこともあるのですが、まだそのことは家族にはっきりとは言えていません。以前、「気になる大学あるんだよね~」とアピールしてみたものの、「このままなら推薦もらえるよ」と返ってきました。言い出したいけれど言い出せなくて、モヤモヤしています。(ラパン=2年)

情報が偏りモヤモヤ…

進路は正しい情報をベースに決めたいですよね。先生によって情報に偏りがある場合もあるようです。

特定の大学中心の情報になる

先生からの情報だけでは大学のラインナップが偏ってしまい、早慶上理やGMARCHなどが中心になってしまう印象です。自分が興味のある分野に特化した大学は、自分で情報収集しています。大学のレベルはもちろん大切ですが、興味のあることが学べるかどうかが最も大切だと思うので、自分からネットなどで調べるのがおすすめです。(桜いをり=2年)

自分の気持ちを大事に進路決定しよう

モヤモヤをそのままにせず、納得できる進路を決めるよう、気持ちを切り替える方法も紹介。

いろんな意見をうまく吸収して、後悔しない進路選択を

ため込まないことが大事

モヤモヤを感じることはたくさんありますが、まずはそのモヤモヤを紙に書き出してみましょう! 結局は自分がやりたいことをかなえるのが一番です。友達などまずは応援してくれる人に相談して、決意が決まったら親や先生に自分の気持ちを全てぶつけるとスッキリします。一気にやる気もUPしますよ!(カフェラテ=3年)