気軽に近況をつぶやいたり、情報収集したり、同じ趣味の人とつながったり…、さまざまな用途で利用されているTwitter(ツイッター)を高校生・中学生はどのように活用しているのだろうか。高校生新聞ではLINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の中高生に「Twitterの利用」についてアンケートを実施。405人から寄せられた声の一部を紹介する。(編集・佐々木菜緒)
半数が毎日使用
まず、Twitterをどのくらい利用しているかについて聞いた。「ほぼ毎日使っている」と回答した人は52%、「週1回以上利用している」と回答した人は13%で、「たまに使っている」(13%)を含め、78%の人がTwitterを利用している。
毎日使う人の半数が1時間以上利用
続いて、Twitterを「ほぼ毎日使っている」と回答した人に、「1日に合計どのくらい」見ているか聞いた。結果、「1時間以上2時間未満」利用している人が最も多く、24%だった。利用時間が30分以下の人は約33%だった。1時間以上利用していると回答した人は46%となり、Twitterを「ほぼ毎日使っている」と回答した人の約半数を占めた。
アカウント数 3分の1の人が3個以上という結果に
次に、Twitterのアカウントを持っている人に対して、アカウント数を回答してもらった。40%の人がアカウント数1個。2個の人は23%だった。「3個以上」との回答は37%。「6個以上」と回答した人も9%いた。
「推し活」目的が多い傾向
Twitterのアカウントを持っている人に対し、アカウントの種類をすべて教えてもらった。一番多かったジャンルは「推し活用」で、アカウントを1つ以上所持している人の62%を占めた。続いて多かったのは、「趣味用」「情報収集用」だった。推し活に伴い、ファン仲間との交流目的でTwitterを利用する人が多いのかもしれない。
「メリット」は? 気軽さ、情報の早さ
次に、「Twitterを利用している」人にメリットを具体的に教えてもらった。
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■推しのグッズが当たる
フォロー&RTをするだけで、グッズが当たることがあるので最高!(中学3年女子・5期が待ち遠しい人)
■「好き」が同じ人と出会える
自分と同じ価値観の人や「好き」が同じ人と出会えるので、気軽に話せたり情報を共有したりすることができ、毎日が楽しくなるところがメリットだと思います。(高校2年女子・きなこ)
■地震速報がすぐ入る
メリットは情報が早いことだと思います。地震速報などは特にスピード感を感じます。テレビより早いことも多いです。地震が起きたら速攻で開いています。(中学2年女子・あめ子)
「デメリット」は? デマや中傷、意見の偏り
続いてデメリットについて教えてもらった。
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■誤解が生まれやすい
Twitterは文字として伝わるので、表現に制限があり、誤解が生まれてしまうことだと思います。(中学2年女子・モブ)
■デマや心無い発言
デメリットは、たくさんの情報がある分、見たくない情報が目に入りやすかったり、デマか見分けるのが難しい情報が多く存在する点です。私の場合、自分の推しに対する心無い言葉などを見かけたときに、とても嫌な気持ちになってしまいます。(高校3年女子・トマトもっち)
■時間を取られる
時間をすごく取られてしまうことです。私は受験生なのでこのままTwitterに時間を取られていてはだめだと思い、今は週1回しかログインしないようにしています。(中学3年女子・JUMP)
■広い視野が持てない
個人の意見であるために偏見や局所的な部分のみを取り上げたツイートも多く、1つのツイートやユーザーを参考にすると意見が偏ってしまうことがあるということです。タイムラインも自分と同じ考えの人ばかりになりがちで広い目線を持てません。(高校3年男子・半熟トマト)
Twitterで起きたトラブル 詐欺サイト誘導、身バレ…
最後に、Twitterで起きたトラブルについて、具体的に教えてもらった。
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■プレゼント当選のはずが…
当選したというDMが来たので、フォームに飛んだら、クレジットカードの番号を要求された。(高校2年女子・ピーナッツバター)
■写真ツイートでヒヤヒヤ
今はもう消したアカウントなのですが、うっかり自分の家の近くの地名が載っているスクショを上げてしまったことがあります。すぐに気付いて消したのですが、すでに「いいね」が付いていて、あの時は本当に焦りました。(高校3年女子・和子)
■部活についてのツイートがばれた
リア垢(非公開)を持っていた頃、部活のことをツイートしたら、フォロワーの中にいた同じ部活の同期の一人に内容をさらされ、その同級生にも、FF外の同級生にもツイート内容を批判された。以来、部活に行きづらくなった。(高校2年女子・そら)
■Twitter上で議論が過熱
影響力のあるミュージシャンとTwitter上で議論したことがあり、かなり疲弊したことがある。その時はそのミュージシャンのプロデューサーがその議論を収めてくださいました…。(高校2年男子・古本屋の古書)
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