受験勉強はなかなか自分の思うようにはいかないもの。成績が思うように伸びなかったり、他の人と比較して落ち込んだり不安になったり。自分もその一人でしたが、第一志望だった大学に合格できました。どのように受験を乗り切ったのか、紹介します。(カナヘビ=大学2年)

成績が思うように伸びず

自分は、受験生時代は成績が思うように伸びず、他の人と比較して出来が悪いことに落ち込んだり不安になったりする生徒でした。

模試ではE判定が多かった…

本当に悩むことが多く、「明日の朝が来なければ良い」などと思ったことも一度や二度ではありません。では、そのような自分が最終的に第一志望に合格したのはなぜか。それは、主に担任の先生の指導のおかげだったと思います。

劣等感でつらい…先生に相談

自分は模試で結果が出ず、ほとんどE判定。でもクラスメートは高得点をとって第一志望の大学でB判定やA判定が付いている状況で、劣等感を抱いたり不安になったりしないわけがありません。状況打破するための学習方法を教えてもらいたくて、先生によく相談に行っていました。

しかし、先生から返ってくるのは画期的な勉強方法の指南ではありません。自分で勝手に人と比べて劣等感を抱いたり不安になったりした揚げ句、勉強面にまで支障を来しているメンタルの弱さに対する指摘でした。

他人とばかり比べる自分に気づけた

「どうして肝心な学習方法を教えてくれないのか」ともどかしい思いはありました。しかし、このような指導を何度も受けるうちに、細かい失敗の原因を考えようともせずに、短絡的に自分と他人の「点数」を比べて劣等感を抱いている自分に気づきました。

それからは、模試の結果から失敗の原因を分析して、弱点を見つけては克服するという勉強スタイルに変更。これは受験勉強をする上で当たり前のことであり、自分はそれに気づくのが遅かったのです。そうして受験勉強を続けて、迎えた共通テスト本番では落ち着いて取り組むことができ、さらには模試を含めて自己ベストの点数をとることができました。

他人は他人、ライバルは「自分」

今、受験勉強に励んでいる人で、自分と同じようにクラスメートと比べて成績が悪いことに劣等感を抱えている人はたくさんいると思います。しかし「他人は他人」です。

ある寺院の説法で、他人と自分を比較することは自分に「苦のラベル」を貼り付けることだという話がありますが、本当にその通りだと思います。受験において戦うべき相手はライバルよりもまずは自分なのです。

自分で苦のラベルを貼るのはやめよう

明日からもつらい受験生活は続くことと思いますが、その先には必ず明るい未来があると信じて頑張ってもらいたいと思います。この記事が一つの原動力となれば幸いです。