私は専門学校志望でしたが、高3の8月に大学に進路希望を変更し、指定校推薦で合格しました。短時間でどんな準備を重ねたか、紹介します。(高校生記者・べいびぃ=3年)
大学生の姉にあこがれ進路変更
高2のときから、将来は医療事務職に就くことを目指し、専門学校への進学を希望していました。しかし高3の夏、帰省した大学生の姉と話し「大学に行きたい」と思うようになりました。

姉は法律の勉強をしていて、それまで持っていなかったような知識をたくさん持っていました。第2外国語で選択している中国語もすらすら話していて、あこがれたんです。
高3夏から「指定校推薦」を目指し
高3の8月に、指定校推薦での大学進学に志望を切り替えました。志望学部は法学部です。
それまでテストや提出物などの成績が良く、先生から「こんないい成績で大学に行かないのはもったいない」と言われていたので、「今からでも間に合うかもしれない」と思ったからです。
部活も課外活動経験もなく…
しかし、私は部活もボランティアなどの課外活動も全くしていませんでした。「これでは校内選考で勝ち目がない」と思い、校内選考の締め切りまでボランティアやワークショップに参加。「学びを推薦入試だけでなく大学生活でも生かす」ことを意識しました。
大学の特徴と「自分の経験」のつながりを分析
指定校推薦の大学を調べ、4大学を候補に挙げました。パンフレットを見ただけでは大学入学後の生活がイメージできず、ノートにそれぞれ授業のカリキュラム、将来どんな職につけるのかなどをまとめました。

大学の分析とともに、ボランティアの経験から得たものをまとめ、自己分析。ボランティアの内容や感じたこと、将来にどうつなげていきたいかをパソコンでまとめ、先生に提出しました。
大学のカリキュラムやアドミッションポリシーが、自分の経験にどう結び付けられるかを徹底的に分析した結果、合格できました。
提出物、テスト…1年次からぬかりなく
指定校推薦を狙うなら、テストや提出物といった課題は1年生のときからきちんとするべきだと感じました。評定が重要なので、高3の1学期まで全力で学校の勉強に取り組んでください。
課外活動は、2年生の1学期から動いていたほうが余裕が持てると思います。自分が行きたい大学のアドミッションポリシーや学部の学びに関連づけられる課外活動に参加しておくことが大事です。加えて、先生との関係性も築いておけば安心です!