私は総合型選抜を突破し、この春から大学に進学します。いくつかの大学を受け、不合格だった大学もありました。合格をつかみ、悔いのない入試にするための対策を紹介します。(高校生記者・さぼてん=3年)

【1】対策は早めに始める

対策を始めるのに早過ぎることはありません。私は高2の冬、総合型選抜に特化した塾に通い始めました。

目につくところにポイントを書いていました

一般入試の勉強も並行して行う必要があるため、とにかく早めに始めることをおすすめします。専門の塾に通わなくても、高2のうちから小論文を書いてみるだけでもかなりアドバンテージがあると思います。

【2】「他人からの評価」を大切にする

「他人からの評価」を大切にしましょう。総合型選抜は大学、学部によって試験内容がさまざまですが、一貫して大切なのが「他人からの評価」です。

例えば、面接は入退室のふるまいから立ち座りの姿勢、話すスピードによって、面接官に与える印象が異なります。自分では気づきにくいので、他の人に見てもらいましょう。自分自身を客観的に見てもらうと新たな改善点が見つかります。

先生方からのアドバイスが詰まったノート

【3】志望校を徹底的に調べる

「志望大学のエキスパート」になりましょう。私は高2の頃、「自分が志望大学に誰よりも詳しくなっておくのは当然だ」とよく担任の先生に言われました。

どれだけ大学のことを知っているかが、志望理由書や面接の出来にも関わってきます。情報収集をすればするほど大学の隠れた魅力にも気が付き、勉強を頑張るモチベーションアップにもつながります。

いつもかばんに付けていた合格祈願のお守り

【4】面接の場数を踏んで慣れる

とにかく面接の場数を踏みましょう。先生に何度も「場数を踏むのが一番大事」と言われました。面接は数をこなすことで人前で話すことに慣れたり、言いたいことを時間内でまとめる力がついたりします。

入試本番はとても緊張しますが、味方になってくれるのが練習量です。「自分は誰にも負けないくらい練習したから大丈夫」と思えるだけで緊張が和らぎ、自信になります。

【5】毎日「悔いはないか」問いかける

毎日、勉強や面接などの練習の後に、自分に「悔いはない?」と問いかけるくせをつけてみてください。私は不合格だった大学もあります。ですが、悔いが全くないほど本気で取り組んだので、総合型選抜は高校生活最大の思い出です。

合格を目指すことはもちろん、今後の人生の財産になる最高の入試にしてほしいので、悔いのない入試も意識してほしいです。