集中が切れてしまった状態で無理に机に向かい続けても、質の高い学習は期待できません。鍵を握るのは「息抜き」! おすすめの休憩の取り方を高校生記者に聞いてみました。

時間を決めて集中力をコントロール

「残り〇分」のように、終わりが見えると頑張りもキープしやすいですよね。まずは、無理なく続けられる勉強時間と休憩のバランスを見つけてみよう。

自分に合う時間配分を見つけることがポイント

【1】好きな曲を聴く

約30分勉強したら、好きな曲を1曲聴いています。YouTubeなどでMVを見るのではなく、ウォークマンで再生して、スマホを触らないのがポイント。好きなアーティストさんの歌声に元気をもらえ、リフレッシュもできます。身体が固まって疲れてしまった時は、思い切り伸びをしたり、コンビニまで飲み物やおやつを買いに散歩をしたりしています。(桜いをり=2年)

50分に1回、10分休憩。休憩時間には、好きな音楽をかけてテンションUP。休憩中にスマホを触ってはいけないとよく言われるので、読書をすることも。あまり勉強は好きではないので、自分の気分を上げることでモチベーションを保っています。音楽はアップテンポで明るい曲を選んでいます。(もりよ=2年)

【2】ベランダで体を動かす

45分に約8分の休憩をする! それ以上やると疲れ過ぎて次に行けないので、多少キリが悪くても休憩。ベランダに出て、イヤホンで好きな音楽を聞きながら体を好きに動かしています。1回の休憩で聴くのは2曲くらい。ベランダに出ることで外の空気を吸えるし、家族からの目を気にせず自由に動けます!(リンゴ=1年)

【3】家族と話してコーヒータイム

80分ごとに5分息抜き。休憩中はリビングに行き家族と話して心を休め、コーヒーを入れてお菓子を食べて糖分補給し集中力をUP。休憩中も机に座っていると、脳が「机は休める場所」と認識してしまうそうです。机から離れた場所で休憩することで、切り替えもうまくできると思います。(ライチ=3年)

【4】仮眠や水分補給

1時間ごとに10~15分程度休憩。ぼーっとすることが多いです。塾は自習型なので、集中が途切れるまで休憩なし。最初は2時間ほど通して勉強し、疲れると1時間ごとくらいに休憩して、スマホを開いたり、塾の先生と話したり。眠いときは仮眠、水分補給。眠気を覚ましがてら休憩しています。(めいけん=2年)

【5】YouTube見てストレッチ

集中が切れてきたら小休憩をして、YouTubeを見ながらストレッチなど軽く運動。「20分勉強したら5分息抜きする」など、時間を決めて勉強すると、メリハリがついて勉強にも集中。「ちょっと休憩のつもりが何時間もスマホを触っていた…」なんてことのないように、しっかりスケジュール化するのがオススメ!(ににか=2年)

溜まった勉強疲れを発散させよう

休憩の取り方が決められたら、「何をして過ごすか」も考えてみよう。うまくリフレッシュできれば、休憩後の勉強の質もアップ!

 頭と気分がスッキリする「息抜き」法を見つけよう 

【6】部屋の掃除で気分転換

少し変わった息抜き方法と思われるかも知れませんが、オススメは自分の部屋の掃除。心も身の回りもスッキリしますし、何より環境が整うことが大きなメリット。「ここまで問題を解く」とノルマを自分に課し、必ず終わってから掃除。少し本の位置を変えるだけでも手に取りやすくなったり、気分が変わってさらにやる気も出ます。(マリ=1年)

【7】勉強疲れには「踊り」が効く

ズバリ「踊ること」。疲れを感じたら、スマホで好きな音楽を流して全力で踊ります。曲はK-POPが多く、1曲の長さはだいたい3分ほど。「◯曲踊ったら勉強に戻る」と決めて、ダラダラ休み過ぎてしまうのを防止。勉強の合間に運動を挟むと、脳が活性化して集中力や記憶力の向上も期待できるのだとか。(ゆりがらす=1年)

【8】一人カラオケで頭もスッキリ!

息抜きのコツは「メリハリをつけること」です。おすすめは「一人カラオケ」。やり方は簡単で、YouTubeでカラオケ音源を探して熱唱するだけ! ポイントは「熱唱する」です。勉強でずっと下を向いてたくさん頭を使う分、思いっきり歌うと、とてもスッキリして切り替えができます! (梅=3年)