私の英語のレベルは、学校の定期テストで平均点前後。英検準2級の過去問は35パーセントほどの正答率……。英語の勉強をサボってきた私が、「ノー勉」状態から1カ月の勉強で、英検準2級1次試験を余裕で合格できた方法についてお話します。(高校生記者・日若飛鳥=3年)

単語力UPが最重要

まず、もっとも重要度が高いのは「単語」。大問の1番は、単語を知っているだけで点数が取れる問題が多くあります。他の級でも共通です。単語を知ることは、長文やリスニング対策にもつながります。

1カ月の勉強で英検に合格するには?(写真はイメージ)

全部完璧にはできなくとも、試験日まで毎日単語帳を読み込みます。間違えたからといって、復習のために先に進まないのはダメ。全ての範囲に触れることが大切で、マークシートのテストでは「浅く広く」対策するのも時に重要です。

2週間前から過去問、最低限の復習も

過去問を解き、テストに慣れていきます。さまざまな問題を知ることは、合格に近づく要素の一つです。ペース配分やなんとなくの解き方を身につけられます。私の場合は、2週間前から過去問を始め、3回解きましたが、これはできるだけ多い方が良いでしょう。

しかし、「解いて採点」だけでは意味がなく、振り返りが大切。時間が無い人は最低限、「読めなかった単語を単語帳にマーク」「長文問題の答えの決め手となるワードに下線を引く」

の二つは復習したほうが良いと思います。

意外と得点源になるリスニング

リスニングは意外と簡単に解ける問題もあります。ですが、過去問を解く時間はあまり残されていません。なので、聞く経験を体に落とし込むことが大切です。

参考書の付属教材やスタディサプリなどで、リスニングをやってみることをオススメします。リスニングは正誤よりも集中して聞く習慣をつけることが大切です。

勉強する最低ラインを設けよう

「これだけはやろう」という最低ラインを自分で作り、それをクリアするように勉強すると、比較的勉強は続くと思います。私が取り組んだ1カ月の最低ラインを伝えたいと思います。

  • 1、30分+その他隙間時間の単語帳(毎日)。
  • 2、長文または英文解釈などを解いてみる(2、3日に1度)。
  • 3、リスニングを1つ聞く(1週間に2回以上)。
  • 4、過去問(最終的に3~4回は解きたい)+過去問の復習(大問1つずつ。1週間以内に解いたものを終わらせる)。
試験1週間前の勉強量

私はこれを、だいたい予定通りに行いました。忙しい人は、毎日の単語はマストで、1週間前までに過去問を最低ラインは終わらせることを心がけてください。

その結果、勉強を始めた時には35パーセントしか解けなかった過去問が、試験前には合格ラインである60パーセント程度は取れるようになりました。さらに試験では、70パーセント以上の点数が取れました。

自信を持って勉強に取り組めば、試験でも良い結果を生めると思います。また、英検の勉強を機に、学習習慣の定着を目指してみてください!