気の置けない友人だからこそ、話しづらい話題はありませんか? 私は、そのもっともな例が、政治の話題だと思います。なぜ政治の話を友達としづらいのか、私なりに考えてみました。(高校生記者・尾崎達也=3年)

なぜか政治の話が友達とできない

以前は、人間関係を維持したいのなら、政治・宗教・スポーツチームのひいきについては話さない方が良いと言われていました。いわゆる「会話のタブー」です。

ネットニュースで政治情報をチェック

高校生が特定の宗教を意識するような場面はめったにないですし、スポーツにいたってはむしろ積極的に話題にしている人が多いと思います。ですが、政治の話だけはなかなかできません。それはなぜなのでしょうか? 私の体験した例を挙げます。

友人からの特定の政党の話題に困惑…

先日、参議院選挙があった際、友人が特定の政党に関係する話題を振ってくることがありました。私は返事に困りました。私は友人がその政党を支持しているのか否かを知りません。それまで、その友人と政治の話はしたことがありませんでした。

私は「自分の返事で友人との関係を損なってしまうのでは? 友人の考えを否定してしまうのではないか」といった葛藤を抱えました。その時の私は、「〇〇(友人の名前)はその党に投票するの?」とだけ返すのが精いっぱいでした。

友人と政治の話をするのは難しい

すると友人は「(投票するか)悩んでるんだよね。君はどこ入れる予定?」と聞き返してきたのです。友人からすれば何気ない質問だったはず。けれど、私は既に期日前投票を済ませていたため、これも非常に答えに困りました。

実は、私は友人が話題にしてきた政党とは別の政党の候補者に投票していたのです。そのことを友人に打ち明けられず、答えをはぐらかすことしかできなかった自分に嫌悪感を覚えました。

人間関係が悪くなる恐怖

私は、高校生が政治の話題を避け、政治への関心を表に出せないのは、「正直に答えたら人間関係を悪くしてしまうかもしれない」という感情を持ちやすいからかもしれないと思います。私もまさにそういった理由で、友人と政治の話をするのを避けてしまいました。政治の話題で「白黒つける」のが怖かったのです。

以上の経験からも、友人と政治の話をするときは、お互いの意見を否定し合うのではなく、お互いに納得でき、折り合いがつくように話していけば、安心して話せるのではないかと思います。