通信制高校に通う高校2年生です。同学年の仲間と交流したり、自分から話しかけたりするのが苦手だった私が、人と交流することができるようになったきっかけをお話しします。(高校生記者・ユウ=2年)

人と話すのは勇気がいる

小学校高学年から中学卒業まで、同級生の悪口が原因で不登校を経験。高校に入学するまでは、学校以外の場所でほとんどの時間を過ごしてきました。同学年の子と話す機会はほぼなく、自分だけの世界で過ごしました。

そんな私にとって、学校で人と話すのは勇気がいること。自分からは話しかけられず、相手から話しかけられるのをずっと待っていました。

あいさつから始めてみた

1年生の冬ごろ「それで良いのか」と思い、学校で自分らしく過ごすために、悩みながら学校生活を見直してみることに。その結果、自分が必要以上には人と関わらず、話さず、遠ざけていたことに気づきました。

部活の遠征時に空を見ていて、見つけた飛行機

今では自分から積極的にあいさつをしたり、話しかけたりと、できなかったことができるようになり、仲間との交流が広がりました。おかげで、休み時間に誰かと話したり、1人で気ままに過ごしたり、部活のマネジャーをしたりと、自分らしく楽しく学校生活を送っています。

思い切って一歩を踏み出して

同じように悩んでいる人は、自分から思い切って話しかけてみるといいと思います。話しかけられて嫌な気持ちになる人はいないのではないでしょうか。

話しかけるのが苦手な人は、好きな物やアニメ、推しなど何でもいいです。「自分と気が合いそう」と思った人に、話しかけてみてください。

後輩の入学式が行われた市民文化会館の駐車場で見かけたハト

私は人と交流し、相手を知ることで、新しい自分の一面を見つけられると考えています。

人と付き合うのは大切なことだけど、簡単ではありません。でも、周りを恐れず自分らしく前に進んでください。少しずつ、自分自身や周りと向き合いながら頑張ってください。