スマホには連絡手段、SNS、音楽、ゲームなど、多くの魅力的な要素がつまっています。暇があればスマホを手に取る人も多いと思います。今回、常にスマホを触ってしまう私が、スマホの電源を2日間切ってみました。(高校生記者・りょう=3年)

スマホ9時間越えに危機感

高校入学のとき、初めてスマホを買ってもらいました。校内でも使用できたので、スマホばかり触るように……。1日のスクリーンタイムが「9時間超え」の日ばかりだったほどです。

この状態に危機感を覚えたのは、『スマホ脳』の著者アンデシュ・ハンセンさんの話をテレビで聞いたときです。ハンセンさんが1日1時間しかスマホを見ないと知り、「私もやってみたい!」と思いました。

思い切って電源オフ、一日が充実した

思い切って、ある土曜日にスマホの電源をオフに。「LINE来てないかな」「マンガ読みたいな」などと、普段していることができずイライラ。ですが、我慢して、別のことをして気を紛らわせました。

スマホの代わりに読んだ本

すると勉強や読書に集中でき、時間があっという間に過ぎていました。気づいたのは、「今までよりその日の時間を有意義に使えた」ことでした。うれしくなった私は、次の日も電源を切り続けました。その日もやはり1日が充実したと感じました。

便利な機能を集めたのがスマホなので、スマホなしでも本来の道具を使えば困りません。ですが、スマホ断ちした土日に苦労したのは、出先で時間がわからなかったこと。普段スマホが時計代わりなので腕時計を持っていません。時計を確認する回数が増え、時間に余裕を持って行動する必要がありました。

スマホオフデーを設定

その日から私は、スマホとの付き合い方を考えるようになりました。電源を切り続けるのは不便なので、月に数日電源を切る日を作ったり、難しいですが、スマホ時間を5、6時間に抑える努力をしたりしています。

最近のスクリーンタイム

学校ではリュックに入れ、友達といるときにスマホを見ながら話さないようにしています。また、ホーム画面にSNSやYouTubeを入れず、Safariから毎回調べるという手間で、見るのを面倒にしています。私は元々SNSを利用していなかったので、このルールを守ることは全く負担になりません。

スマホを使うこと自体は決して悪くありません。ただ、少し付き合い方を変えてみるだけで毎日の感じ方が少し変わることがわかりました。