東京外国語大学は、大学での学びを中断せざるをえなくなっているウクライナの日本語学科で学ぶ学生向けにオンラインの日本語講座を提供する。

同大によると、ウクライナの大学の多くは授業が休講になっている。同大は、現地の国立大に2017年から日本語教育・日本教育の拠点を設けており、「学生の学習の継続を支えられれば」と開講を決めた。

5月から9月まで日本語講座と、日本社会や日本の小説などを学ぶ教養講座を無償で提供する。ウクライナの隣国に避難している学生も対象。該当する学生800人のうち55人から受講の申し出があったという。

日本の支援担当者向けウクライナ語講座も

東京外大は、ウクライナからの避難民を受け入れる日本の自治体や企業の担当者を対象に、初学者向けウクライナ語講座もオンラインで無償で開く。

4月22日から全6回で、教科書として「ニューエクスプレス プラス ウクライナ語」(白水社)の購入が必要。申し込み締め切りは4月19日。詳細は公式サイトを参照。