高校入学後、部活を頑張りたい人も多いのではないだろうか? 高校生新聞ではLINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生340人に「部活をやめた理由」「新入生へのアドバイス」について、2月にアンケートを行った。寄せられた声の一部を紹介する。(編集・越沢琴奈)

人間関係、勉強との両立…退部した理由は?

まず、途中で部活をやめた人の理由を紹介。同級生や先輩との人間関係のトラブルが多く挙げられた。

■人間関係でのストレス

先輩や同級生との人間関係がうまくいかなかった。部活をやめそうな仲間の悪口を言い、そのトーク履歴を人に見せるような人たちばかりだった。(高校1年・バトントワリング部)

同級生に情報遮断をされた。「部活の集まりなどの情報が私だけに来ない」などの嫌がらせが続いた。(高校2年・ダンス部/クッキング部)

友達と話すことすら「疲れる」「だるい」と思ってしまうほど、部活が自分にとってストレスになってしまった。(高校1年・ソフトテニス部)

部活の活動方針(休日の頻度や活動への熱意など)が自分に合わなかったという声も寄せられた。

■部活の方針が合わなかった

休日も部活のため結局毎日学校に行った。体力的にもきつかった。(高校3年・コーラス部)

休日にも部活動が一日あり、疲れが取れなかった。友人と遊ぶなど、ストレス解消ができなかった。(高校3年・セーリング部)

部活の集まりが、1年に1回あるかどうか程度だった。そのため、楽しさを見いだせなくなった。(高校3年・地学部)

部活と定期テストや受験勉強の両立が厳しくなったため退部したという人もいた。

■勉強との両立

1年生なのにくじ引きで部長になり、仕事が大変だった。テストもあり、忙しかった。(高校1年・文芸部/茶華道部/自然科学部)

勉強に身を入れることができなかった。(高校2年・剣道部)

勉強と部活の両立、厳しく

自分に合った部活選びのためのポイント

続いて、新入生への部活選びのアドバイスを紹介する。退部した理由として多く挙げられた「人間関係」。部の雰囲気をよく見ておくことも大事かもしれない。

■先輩や顧問の雰囲気をチェック

先輩たちの雰囲気はとても大事。仲が良いところは、後輩も仲が良くなりやすい。自分に合う規模や人数というのがあると思う。(高校1年、大阪)

部活の雰囲気や先輩の人間性などはよく見て! 顧問の先生がどんな人か調べておくこと。顧問の先生との相性も大事。(高校3年、愛知)

活動内容と「高校でどのような生活を送りたいか」が合うかどうかも考えるべきポイントだ。

■自分の生活スタイルに合うか

その部活がどれだけ真剣なのか(ガッツリ練習するのか、ゆるく楽しむのか)を知っておくこと。(高校2年、神奈川)

学業を重視するなら、やはり活動日は少なめがお勧め。(高校2年、東京)

部活選び、どうしたらいい?

せっかくの高校生活。「やってみたかったことに挑戦するべき」という声も。

■自分のやってみたいことに挑戦

「楽しそう!」「やってみたい!」でチャレンジするのはとてもいいこと。部活によっては3年間続けた方が良いものもあるが、どうしても合わないとか、いづらかったら、転部するのも一つの手。(高校3年、富山)

自分がやりたいと思ったものに参加すること。部活見学は運動部も文化部もどっちも見ておいた方が良い。(高校1年、岐阜)

一方、次のようなアドバイスもあった。

■3年間続けられるか

憧れや理想を貫くのも大事。でも「自分が本当に3年間続けられるか」が決め手だと思う。(高校2年、広島)

■部活の目的は?

将来を見据えたジャンルの部活に入ってると推薦で有利な場合がある。(高校2年、兵庫)

最終的に部活動を選ぶのは自分自身、体験入部などを活用し、じっくり選んでほしい。

■じっくり選んでみて

体験入部は必ず行くべき。その部活のSNSものぞいてみるのもいいかも。(高校2年、神奈川)

仮入部期間に気になった部活を見学すること。3年間の活動や部費など、急がずじっくり考えて決めてほしい!(高校1年、神奈川)

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