新年度がスタートし、新しい学習もスタート! そしてやってくるのが、定期テストです。中学の感覚のまま挑んで「こんなはずじゃなかった……」なんてことにならないために、いつからどんな勉強をすればよいか、「高校の定期テスト対策」のポイントを高校生記者たちに聞いてみました。

高校の定期テストは甘くない

「授業はきちんと聞いてるのに、解けない!」そんなことも起こるのが高校の定期テスト。応用問題にも対応できるように勉強しておくと安心です。

授業だけでは解けない問題が出ることも

【1】教科書・資料集を再確認

中学と違いプリントや板書だけを確認する勉強では、あまり問題が解けないことがあります。テストの範囲を確認し、ノートや問題集だけでなく、教科書や資料集を確認することが重要です。(ワイヤレス芥子=2年)

【2】1回1回の授業を大切に

学校の授業を真面目に受けていれば点が取れる中学校とは違い、高校では、テストのための対策が必要になります。1回1回の授業を大切にしつつ、日頃からワークを解いて復習、分からないところはYouTubeの勉強動画を見て解決しておくと、テスト対策が楽に。(桜いをり=2年)

計画的にテスト勉強を

科目が増えるのも高校の特徴。しっかりと時間をかけて勉強できるよう、試験までに余裕を持った予定を立てることが重要です。

科目も範囲もぐんと増える

【3】計画立ててスケジュール管理

テスト科目がとても多くなります。私は、試験1カ月前からテストを意識して勉強を始め、3週間前までに勉強計画を立てて課題を終わらせ、2週間前までには数学などの演習を一通りやり、それ以降はまとめノートを作って暗記科目の勉強を中心に進めています。計画を立ててスケジュールをしっかり管理しながら勉強を進めるのがとても大切です。(きりんりん=3年)

【4】テスト範囲を予測する

高校の定期テストは、中学よりも科目が細かく分かれます。私の場合、「短期集中は無理だ!」と判断し、3週間前にはテスト範囲を予測。比較的暗記要素の大きい文系科目の試験対策を授業内や学校で終わらせ、塾や家で理系科目の問題をひたすら解いていました。数学はずっと塾の先生に質問してました。YouTubeの勉強動画を見るのもおすすめ。(みかみ=3月卒業)

【5】範囲の広さに注意

高校では、学校によって定期試験に「範囲指定がない」ところも。これまでに習った全てから出題されるので、しっかり学習してきていないと大変。(Spareribs=3年)

【6】中学時代のツケが回るよ

中学の時にはギリギリの暗記でどうにかなったかも知れませんが、高校はそうはいきません。2週間前から勉強しないと良い結果にならない。中学校でできていない部分のツケが確実に回ってきます。場合により相当戻って勉強し直さなければならない部分もあるかも。できるだけ早めに対策を始めるのが必勝法です。(日若飛鳥=3年)

【7】普段から少しずつ復習

普段から復習をするように心掛けています。電車の中で英単語の復習をしたり、休み時間に3分でもいいから授業の復習をしたりするだけでも、テスト前に少し楽になると思います。(Rinka=3年)

【8】授業プリントはきちんとまとめて

授業プリントはきちんとまとめて、テスト勉強の際にすぐに見直せるようにしましょう。そして、終わった範囲のプリントはすぐに捨てましょう。(ソワレ=3月卒業)

「表面だけの理解」じゃ足りない

ここまで読んで、とにかく中学より大変なんだな……と感じたかも知れません。ですが、勉強を楽しむことが一番かも知れません。

高校の「学び」を楽しもう

【9】学ぶ意欲を高めよう

基本的に、高校と中学では「学習の濃度」が変わってきます。例えば歴史の場合、中学では代表的な「人名」や「事柄」などを中心に学びますが、高校ではその「背景」や「結果」、「将来へのつながり」までこと細かく学習することが多いです。そのため、勉強への意識や意欲を高めることが、重要な定期テスト対策だと思います。(ユエナ=3年)