「部活があるから」「テストないから」「疲れたから」なんて理由で、勉強を後回しにしていませんか? あなたが休んでいる間に、ライバルは着々と勉強しています。私は偏差値60代後半の高校に入学してから、毎日ずっと勉強していました。やる気がでない日でもちょっとした工夫で机に向かえるコツを紹介します。(高校生記者・やまちゃん=3月卒業)

やる気スイッチアイテムを持とう

そもそも、みなさんが勉強をする理由はなんですか? 「将来就きたい職業がある」「入学したい学校がある」など、理由はあればあるほど良いと思います。理由をもっと深掘りしてみるのもいいかも。

私のやる気を出すドラえもんストラップ

私はやる気のないとき、自分の原点を思い出し、自分を奮い立たせて勉強します。しかし「勉強したい」と心では思っても、行動に移せない……そんな時、「スイッチの切り替え」ができる写真やお守りを持つのがオススメ。私はドラえもんの名言キーホルダーを見て勉強スイッチを入れます。

目標立てて勉強を習慣化

私が高校生活で「何時から勉強するか」「時間や勉強内容についてどのくらい勉強するか」を一番意識していました。

勉強時間の管理をしているお気に入りのタイマー

週5日部活、自主練もあり、時間が足りない中、以下の勉強時間の目標を立てました。

  • ・平日は始業時間30分前までに登校
  • ・その30分間+休み時間で、1日あたり合計1時間以上学校内で勉強
  • ・夜は8時半から2~3時間勉強
  • ・土日には最低でも5時間は勉強
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平日の朝は数学や現代文、5~10分しか勉強できない休み時間は、単語などの暗記系や小テストの勉強、または次の授業の予習をします。夜には、小テストに向けての勉強や、良い成績を取りたい教科の勉強。土日には、現代文の問題集を1題解いたり、一般入試に向けての問題演習をしたりしていました。

食事の時間に英単語

「量より質」という言葉もありますが、量をこなせて初めて質を考えられるようになるのだと、経験上考えています。勉強に対する意識が向上し、ご飯を三食食べるのと同じように、毎日勉強するようになりました。

高校入学当初から使い続けていた『世界史 一問一答』

時間通りに勉強できなかった時は、翌日いつもより早く起きたり、ご飯を食べながら勉強したりことも。危機感と根性、そしてカフェインの力で睡魔に打ち勝ちました。

食事中に英単語を覚えることで、まとまった時間が取れる夜8時30分以降の時間を有効に使うことができました。睡眠時間が減るし、行儀が悪い行動でもあり、なるべく避けるべきです。あまりオススメはできませんが、振り返ってみて「あの時勉強しておいてよかったな」と思っています。

1・2年のうちにライバルと差をつけて

新入生や2年生になりたてだと、何を勉強したらいいのか分からない人もいるかも。私は1、2年生のときは、学校の授業の予習・復習、単語系の暗記科目、模試や英検の勉強をしていました。

それでも私はもっと勉強すべきだったと後悔しています。なぜか? 1・2年で入試に必要な基礎力がちゃんと付けられていなかったからです。高3になればみんなが勉強を始め、ライバルと差を付けにくくなります。

もしあなたが1、2年生なら、入試に必要な科目の全範囲終わらせる、3年間で使う予定のテキストを全部終わらせる、そういう勢いで勉強すべきだと思います。「これくらいでいいや」なんて妥協せず、毎日勉強してください! 応援してます。