「中3の夏に部活を引退してから、一気に勉強して志望校合格!」のようなイメージが強い高校受験。私はむしろ逆で、普段から勉強していたものの中3の夏に気が緩み、成績が急落。必死で勉強し直して合格をつかんだ体験談をお話しします。 (高校生記者・みかみ=3年)
小学校4年生から高校受験を意識
私が今通っている高校の受験を意識したのは小4。塾の授業で「高校受験まで5年を切っている」と言われた時でした。両親の「学生の頃もっと勉強しておけばよかった」という言葉も印象に残っています。
中学入学後は、「中3から勉強し直すのは大変だよ」という言葉から、「定期テストごとに、ある程度完璧にすれば楽なのでは?」と思い、勉強しました。そのおかげか、模試の合格判定はいつも100%でした。
大事な受験生の夏にサボってしまい…
しかし中3の夏、私は塾の授業以外ではほぼ勉強しなくなってしまったのです。油断や、人間関係からの疎外感、部活からの解放感でサボりました。「10時間勉強」の言葉が嫌で、過去問にも目を背けていました。
成績は下がり続け、12月に受けた最後の模試は合格率が70%に。指定のワークの範囲を覚えればよかった定期テストと異なり、模試では細かな注意力や知識が必要です。苦手を克服する復習や、計画作りを含めた時間管理の徹底が不十分でした。
2学期の終わりに一念発起
親や先生に泣いて相談し、2学期の終業式の日から過去問を始めました。
毎日5教科をほぼ全て解きましたが、7~8割くらいしか取れません。ですが、添削や質問を重ねて、だんだん点数が安定しました。不安な箇所はメモ用紙に解き直しました。
受験前日は出題予想をしていました。直前まではすごく緊張していたのに、本番はありえないくらい落ち着いていて、合格発表ではぼうぜんとしていました。最後はいきおいだった高校受験だけど、皆さんはもっと逆算して勉強してくださいね(苦笑)