新課程対応の「チャート式数学」シリーズ

数研出版は、2022年4月入学の高校1年生から学ぶ新課程に対応して参考書「チャート式 数学シリーズ」を全面改訂した。忙しい高校生の生活スタイルにあわせて、追加料金なくスマホで視聴できる例題の解説動画を付けた。

赤・青・黄・白 違いは?

発売したのは、「チャート式 数学」(赤チャート)、「チャート式 基礎からの数学」(青チャート)、「チャート式 解法と演習数学」(黄チャート)、「チャート式 基礎と演習数学」(白チャート)の4種類。赤は最難関大学対応、青は難関大学対応、黄は中堅大学対応、白は大学入学共通テスト対応と位置付けられている。赤が「数学Ⅰ+A」のみ、青黄白が「数学Ⅰ+A」「数学Ⅰ」「数学A」から選べる。

新課程にあわせて全面改定した

青・黄は全例題に解説動画

例題の解説動画は、青792本、黄619本(予定)、白85本が用意された。青黄は、全ての例題に動画がついた。読者はQRコードからアクセスしてスマートフォンなどで視聴できる。数研出版は「わからないところを飛ばさずに、 ひとつひとつ理解を重ねていくことができます。わからない問題の解説動画だけを、 見たい時に見ればよいので、 忙しい高校生の生活スタイルにも適しています」としている。

丸暗記が通用しない問題解ける力を

同社によると改訂のテーマは、「自ら学ぶ力が身につく」。思考力・判断力・表現力を重視する新学習指導要領に対応し、丸暗記で対応できない問題に、自分で考えて答えが導き出せることを目指したという。

税込定価は1287~2310円。A5判、本冊240~672ページ、別冊解答104~448ページ。詳細は、公式サイトを参照。