軽量化・多機能化が進む「電子辞書」を持っている高校生は多いようです。上手な活用法を、高校生記者たちに聞いてみました。

小さくて軽いから、携帯に便利

紙の辞書との大きな違いは、軽さやコンパクトさ。膨大なデータが手のひらサイズに収まっています。外出先に携帯し、サッと取り出して調べる高校生が多数!

最大のメリット、持ち運びの手軽さを活かそう!

【1】「スマホ触っちゃう」をなくせる

ファストフード店など外で勉強するときは、スマホではなく電子辞書を持参。「勉強中についスマホを触ってしまう」ことがなくなりました。読書中に分からない言葉が出てきたら、電子辞書の国語辞典で調べます。調べた語句の履歴が残るので、気がついたときに見返すと、一度で覚えられなかった言葉も自然と記憶に残ります。(桜いおり=1年)

【2】思い立ったらすぐ検索

読めない漢字や英単語などを調べています。授業中はもちろん、他の教科の授業や日常会話の中でふと「英語でどう言うのかな」と思ったときにもサクサク調べられるので、現在進行形で大満足して使っています(笑)。紙と違って検索すればすぐにヒットするし、関連語のページに飛べるので、短時間で効率よく調べられます。(やまと=2年)

【3】持ち運びに便利、例文が役立つ

英和辞典一冊ならロッカーに入りますが、「さまざまな種類を、かつ多言語で」と考えると、持てる辞書の数は限られてしまいます。電子辞書ならそれら全てが網羅されていても、まとめてバッグに入れて持ち運ぶことができるサイズです。例文の数も多く、スマホの検索結果には出てこないものも見られるし、出先で勉強ができるのも便利だと思います。(ワイヤレス芥子=1年)

英単語・漢字だけじゃ無い! 多彩なデータ内容

「紙でも持っている辞書代表」と言えば、「英和辞書」「漢字辞書」あたりでしょうか。電子辞書は、英語以外の言語や、地歴など教科で使う用語の辞書を内蔵しているものも多く、便利です。

1台で多様な辞書が手に入れられる(写真はイメージ)

【4】推し活にも役立つ

友人の電子辞書は、英語以外の言語にも対応しているそうです。彼女はKーPOPが好きなので、韓国語をよく検索しています。(ワイヤレス芥子=1年)

【5】現代文・世界史・英語で活用

現代文では、曖昧な漢字を調べています。有名な小説を読める機能もついているので、内容を大まかに把握したいときに重宝します。世界史では用語の解説で詳しい情報を知り、理解を深めています。英語は、単語の意味を英語で調べたいときに使っています。(はる=3年)

【6】類義語チェックが神

英和辞書では、発音記号はもちろん、単語の語源が載っているものもあり、覚えるのに便利。

和英辞書は類義語を調べるときに使います。例えば「話す」なら、「say」「speak」「tell」「talk」の4つの単語があり、英作文を書くときの使い分けを調べるのに重宝します。(めておーら=2年)

【7】一問一答で地歴を復習

英和辞典や国語辞典以外にもさまざまな参考書のデータが入っており、その中の「地歴科目の一問一答」を授業の隙間時間などにやっています。ボタン一つで操作できて手軽。知識も定着しやすいです。(みかみ=3年)

紙の辞書には無い、+αの便利機能

英単語の発音を音声で聞いたり、大切なことをメモしたり……そんなことができるのも、電子辞書ならでは。

電子辞書ならではの多機能性を上手く使いこなそう 

【8】英単語の発音を音声でチェック

英単語や漢字を調べるときはもちろん、英検の勉強にも使っています。紙の辞書と違い発音も聞けるし、かさばりません。例文検索ができるのもgood。(まげまげ=2年)

【9】メモ機能で書き込み

メモ帳機能を使って、忘れがちな数学の公式や英単語もメモ。書き直しも書き込みもしやすいし、覚えられるのでおすすめです。(みかみ=3年)