東京大学は2月15日、2022年度一般選抜の第一段階選抜(いわゆる足切り)の合格者を発表した。6科類で2960人を募集したのに対し、9507人が志願し、8650人が合格した。2次試験(個別試験)は2月25日から行われる。(記事末尾に科類ごとの志願者数、合格者最高点、合格最低点、合格者平均点の一覧を掲載)

志願者は昨年より増加、女子が22%

東京大学の入試は6つの科類に分けて募集し、1・2年生は全員が教養学部で学び、3年生から10学部のいずれかに進学する。

志願者は、昨年に比べ418人(4.5%)増えた。志願者のうち女子は2118人で22.3%。前年の1855人(20.4%)より増え、志願者に占める割合も上昇した。

東京大学の安田講堂

科類ごとの「足切り」実施状況は

6科類全てで大学入学共通テスト(900点満点)の点数による第一段階選抜を実施した。

共通テストが昨年より大幅に難化した影響で、第一段階選抜合格者の平均点が大幅に低下した。文科一類(675.62点)で約68点、文科二類(692.31点)で約54点、文科三類(697.77点)で約72点、理科一類(730.01点)で約59点、理科二類(700.02点)で約64点、理科三類(659.06点)で約99点、昨年より下がった。

合格者最低点は、文科一類(520点)、文科三類(595点)、理科一類(630点)、理科三類(529点)で昨年を下回った。

共通テストの最高得点は864点(理科一類受験者)で、得点率は96%。一昨年(892点)や昨年(894点)を下回った。

合格発表日・発表時間は

2次試験は2月25・26日(理科三類のみ27日も)に本郷キャンパスと駒場キャンパスで行われる。

合格者は3月10日の正午頃にウェブサイトに掲載される。新型コロナウイルスの感染防止のため、学内での掲示は、一昨年、昨年に続き実施しない。