私は都内の大学で服飾を中心に学んでいます。他学部の女子学生を観察して気づいた、最近の大学生のファッションについて紹介します。 (ぷれっつぇる=大学2年)

トレンドは「淡色系」

最近は「淡色系」のファッションがかなり多いです。淡色系とは、ホワイト、ベージュ、ブラウンといった色のコーディネートのことです。

淡色系のコーディネートが多い。はやりのリブニットコーデ

大学生のファッションの流行には、インスタグラムが影響していると考えます。特定のアカウントの影響を受けているわけではありませんが、「#淡色女子」等のハッシュタグや淡色女子の情報をまとめたアカウントの需要から、量産型なファッションのイメージを持たれます。

冬の鉄板は「リブニット×マーメイドスカート」

冬は、リブニットやマーメイドスカートがはやっている印象です。ショートブーツに加え、ロングブーツもはやり、その影響でショートパンツが冬のアイテムとして取り入れられています。

ブーツは、スエードよりスムースを履いている人が多いようです。ロングブーツは、ニーハイブーツまではいかない膝下までのブーツをよく見かけます。 

マーメイドスカートとショートブーツのコーデ。バッグはLOUIS VUITTON

夏には、シアー素材のものやパフスリーブがはやりました。プリーツのロングスカートも定番アイテムでした。中でも多くの人がシアーシャツとタンクトップ、カラーパンツを合わせたコーディネートをしていました。

バッグや靴は「ハイブランド」

そして、「一点豪華主義」の子が多いように感じます。主に、バッグ・靴がブランドもので、服はプチプラ傾向です。

私の周りでは、LOUIS VUITTON、GUCCI、COACHのバッグや靴を持っている子が多く、手を出しやすい価格ではMICHAEL KORSもよく見ます。バイト代で購入している子もいると思いますが、私の友人は親にプレゼントとして買ってもらったという子が多いようです。

服はネット通販で購入している子も多くいます。ZOZOTOWNやGRLがよく利用されています。

「毎日違う服を着ないと…」服飾学生の苦悩

続いて、私がどうファッションと向き合っているかについて紹介します。

服飾学生ということもあり、周りは皆ファッションにはかなり敏感で、他の大学生とは少し違う悩みがあります。それは、通学時「常にオシャレでないといけない」ということです。「常に」と誰かに言われたわけではありませんが、周囲の環境によって、そのような意識になってしまいました。

服飾学生の私服
 

他学科からは「いつもオシャレな印象がある」と言われることがあります。確かに、ファッションに気をつかっている子が多いため、キャンパス内でもひと目で分かります。

その印象が強いことから、一部の学生は登校時の服を選ぶのに苦戦しています。友人も「着ていく服がもうない」と言っていました。私自身も対面授業が始まり、毎日違う服を着ないといけないかもしれないと焦り、服を買い足すことを繰り返していました。

周囲の学生がファッションに気をつかっている、かつ、他学科からはオシャレという印象があるため、ストレスを感じている人も少なくはありません。

好きな時に自分の好きな服を着るのがファッションの醍醐味(だいごみ)だと考えるため、私は私なりにファッションを楽しみたいと思っています。