京都大学の2022年度入試の志望者数や難易度・偏差値、第一段階選抜(足切り)の予測を河合塾が共通テストリサーチの結果を基にまとめた。
大学全体の出願予定者はほぼ前年並みの101%。ただし、文系学部は軒並み減少し、理系学部は増加が多い。とりわけ教育学部(86%)の減少と工学部(108%)、薬学部(105%)の増加が目立つ。
共通テストの得点分布をみると、文系学部全体では高得点層が減っている。数学、理科の平均点低下の影響を受けた形だ。一方、共通テストの数学・理科を合否判定に利用しない工学部の得点分布は前年と近い。
合格可能性50%の目安となる共通テストの「ボーダー得点率」は、文学部・教育学部文系・法学部が80%、経済学部文系81%、総合人間学部文系89%、理学部81%、工学部(物質工)84%、農学部(資源生物科学)79%、医学部(医)85%、医学部(人間健康科学)72%、薬学部79%などとなっている。
合格可能性50%の目安となる偏差値は、文学部・教育学部文系・法学部・経済学部文系が67.5、理学部65、工学部は学科により62.5~67.5、農学部は62.5~65.0、医学部医学科が72.5、同人間健康科学60.0、薬学部65.0、総合人間学部文系67.5、同理系65.0などとなっている。
共通テストの点数による第一段階選抜(足切り)は、総合人間学部、理学部、医学部医学科以外では行われない見通し。
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