皆さんは社会科、特に歴史系はどのように勉強していますか? 私は元々日本史が好きです。しかし好きというだけでは、テストに太刀打ちできませんでした。私が実践して成功した「独り言勉強法」を紹介します。(高校生記者・すおの=3年)
赤シートで隠す方法は上手くいかない
私の勉強方法は、赤字で書いたところを赤シートで隠し、その部分をルーズリーフに2、3回ほど書くというものでした。しかし、漢字ミスやこまごまとしたミスが減らず、90点を安定して取ることができませんでした。
そこで編み出したのが「独り言勉強法」です。
「記憶に残りやすいのは話したこと。その次が書くこと。一番残らないのはただ見るだけ」という話を先生から聞きました。思い返してみると、友達に教えたことがある箇所が、一番よく覚えていました。
そこで、「話すこと」「書くこと」の2つを組み合わせる方法を作りました。
声に出して読み、重要語句は書く
1、教科書を音読しながらルーズリーフに書く
まず、教科書とルーズリーフを用意して、教科書の内容を声に出して読みます。同時に、重要語句や覚えた方がいいと思った部分をルーズリーフに書いていきます。
このとき、私は白い部分がなくなるようにびっしり書きます。全面真っ黒になっているのを見ると、達成感があるからです。書き終わったルーズリーフは、中学生の頃から残しています。
2、1人で授業をする
自分で決めた範囲が1周終わったら、次は1人で授業をするように、さっきやった内容をしゃべります。間違えた情報を覚えないように、ノートや教科書を少し見ながらやります。
このときに大事なのは「ジェスチャー」をすることです。例えば「戦った」だったら「指を×印」にしたりします。
ノートには先生が話した歴史のミニ知識もメモしているので、1人で授業をするときは、そのミニ知識も混ぜながら話します。目標は「先生の授業の完全再現」です。といっても、先生のような堅苦しい言い方ではなく、簡単にいつも話しているような口調で授業します。
ここでの目的は「時代の流れを完全に理解すること」です。1人でやるのが難しい場合は、友達同士で教え合うのもいいです。大事なのは「話して」理解することです。
私は歴史を単なる「暗記科目」としては考えていません。「歴史の流れを理解する」ということを意識しています。皆さんも「書いて」「話して」高得点を目指しませんか?