私は高校1年の7月、独学で英検準一級(大学中級レベル)に合格することができました。小さい頃から英才教育を受けていたわけではなく、インターナショナルスクールに通っているわけでもない「純ジャパ」、海外経験なしの普通の高校1年生です。どんな勉強法をしたのか、紹介します。(高校生記者・あおりんご=1年)
【1】通学時間に単語を覚える
英検の大問1は単語問題なので、詰め込んでしまえば8割は安定して獲得できるパートです。私はペンの色を変えて、何周も何周もチェックを続けていました。
青ペンでひたすら殴り書きをしていたときもあったのですが、時間がもったいないし、意外と頭に入っていなかったです。なので、単語帳を1つ決め、通学時間の往復30分ほどでペン片手にひたすら単語とにらみ合っていました(笑)
【2】長文読解は間違った原因を分析
長文の場合は、隅から隅まで単語を覚えるのに時間を割くよりも、「設問」と「文章」の照らし合わせや復習に何倍も時間をかけました。
具体的には、まず丸付けをしたら、段落ごとに単語をつなぎ合わせたような簡単な要約を作ります。それから、「正解の選択肢」と、本文中にある「その選択肢が正解である根拠」となる部分を照らし合わせ、まとめます。「文法的に言い換えがあるのか」「単語がそもそも類義語で置き換えられてるか」などを確認すると、より良い復習になります。
難しい級になるほどパラフレーズに惑わされることも多いです。間違った原因が、文章の理解不足だったのか、それとも設問を勘違いして読み取ったのかを、一通りノートにまとめてみるのがおすすめです。
そしていろんな分野の内容に触れることも大切なので、もし時間があるなら、片っ端からいろんな年度の過去問を解いてみるといいです。全てではなくても、自分で一から和訳してみたりするのもオススメです。
【3】日本語でネタ帳を作る
難しい級になると、英語力に加え、トピックに対してわかりやすい話題を思いつけるかも重要です。私は日本語でネタ帳を作成して、これをなんとなく頭に入れて英語で声を出してみる、というのを繰り返しました。
スピーキング力は、「独り言英会話」や「DMM英会話」などのオンライン英会話で、英語を話すことに対する「慣れ」をきわめました。
英検対策というよりは、とっさに考えて口に出す練習です。趣味や文化の違い、話が広がれば環境問題などの話題を通して、世界中の先生と楽しく会話していた、という感じです。
【4】洋画でモチベUP
もし試験まで時間があるなら、洋画や海外ドラマ、シットコム(登場人物や舞台がほぼ固定され、一話完結で連続放映されるドラマ)などを見るのをお勧めします。英語学習の一番の難点、「モチベが続かない」が防ぎやすいです。シットコムのうち「ビッグバン・セオリー」は、私が何度も繰り返し見ているもので、時間も20分弱と見やすいのでおすすめです。
字幕を外したりせずに「とりあえず英語の音声を飽きずにコンスタントに聞こう!」と思うと気楽です。
【5】過去問の音源をリピート
あまり時間がないときや英検直前は、英検の過去問の中からいくつか選んで速度を変えて聞きます。文を見なくてもその音源が脳内再生されちゃうくらいまで、繰り返し聞いていました。
英検は学校の勉強や受験勉強とも重なってしまうため、なかなかたくさんの時間を割きにくいです。ぜひ自分なりの勉強法を確立してください。今回紹介した勉強法が参考になればうれしいです!