将来のことを考えたとき、結婚についてどのような考えを持っていますか？　高校生新聞では、LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生375人に、「結婚観」について10月にアンケートをしました。寄せられた声の一部などを紹介します。（編集・越沢琴奈）

半数が「20代後半」で結婚したい

何歳で結婚したいか、「10代のうちに」「【20代前半】20～24歳」「【20代後半】25～29歳」「【30代前半】30～34歳」「【30代後半】35～39歳」「年齢は気にしない」「結婚したくない」の選択肢から選んでもらいました。

何歳で結婚したい？

「【20代後半】25～29歳」で結婚したいという高校生が半数と、一番多いことがわかりました。次に多いのが「【20代前半】20～24歳」で14%と、20代のうちに結婚したい高校生が合わせて64%ほどいました。

続いて、30代で結婚したいという人は「【30代前半】30～34歳」10%、「【30代後半】35～39歳」1%と、合わせて11%ほどという結果になりました。

「年齢は気にしない」という人も13％と、3番目でした。一方で、「10代のうちに」結婚したいという人も少なくはありますが1％いました。

理想の結婚相手の条件は？「一緒にいて落ち着ける人」「価値観が合う人」

さらに、理想の結婚相手の条件も聞いてみました。

性別にかかわらず多く挙げられていたのは「価値観や金銭感覚が似ている」「趣味が合う、もしくは趣味を理解してくれる」「一緒にいて居心地が良い」ということでした。

性別ごとに見ると、女子は「優しい性格」「安定した仕事」「自立できる程度の収入」「浮気しない」ということを条件に挙げていました。一方で、男子には「話し合いができること」を挙げる人が比較的多くいました。「その時好きな人であればだれでも」という声もありました。

高校生から寄せられたコメントの一部を紹介します。

■一緒にいて居心地が良い人

話が合う人。気のおけない関係になれる人。（3年男子）

金銭感覚が自分と合っていて、程よい距離感を持ち、お互いの趣味を一緒に楽しめて、一緒にいると安心でき、共生できる人。（3年）

■自立した人

職に就いており、生活費を折半してくれる人。（1年女子）

一人で生きていける人。家事が全くできない人や、そもそも家事をする気がない人は論外。お互いに一人で生きていくことができるけれど、楽しいから一緒にいたいと思える相手が理想です。（1年女子）

■話し合いができる人

話し合いができる相手が理想です。次に性格が良く、人当たりの良い人。この2点を重視しています。（1年男子）

話が合う人。優しい人。自分の意見が言えて私の意見も聞いてくれる人。（2年女子）

■理想は特になし、その時の状況で判断

理想は特にないです。「大好き！」と思える人がいいです。（3年女子）    

特にありません。その時の自分が状況と時勢で判断すると思います。（3年男子）

選択的夫婦別姓制度、賛成が8割

最後に、夫婦が望めば結婚前の名字をそのまま使うことができるようになる「選択的夫婦別姓制度」について賛成か反対か聞いてみました。

選択的夫婦別姓制度に賛成？　反対？

アンケートに答えてくれた高校生のうち、約8割が選択的夫婦別姓制度に賛成であるという結果になりました。反対を選んだ人は7%と少ないことがわかりました。「わからない」を選んだ高校生は14％でした。

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