新型コロナのパンデミック、受験のプレッシャー、家族のライフイベント……。何だか気持ちが落ち込んで勉強がはかどらない「病み期」は誰にでも、突然やってくるものです。そんな病み期に入りながらも、オール5の成績を取った私の勉強法を3つ紹介します。(高校生記者・るんるん=2年)

1、「そんなもんだ」と考える

まず、「やる気が出ない」と「病み気分」は本質的に異なるものだということを覚えておきましょう。

やる気が出ないこともある……。(写真はイメージ)

やる気が出ない場合、一問一答など簡単な問題を5分ほど解き続ければ集中モードに入れることがほとんどです。「病み期」の場合だと、一問一答すらこなせない、もしくはスピードやクオリティーが著しく落ちます。

そんな時に「あと5分続ければやる気出るかな……」と粘ったり、「なんでやる気出せないんだろう」と自責の念に駆られたりすることはありません。「今はただの非常事態だ」という事実を認識することが大切です。

2、生活リズムを整える

毎日適切な時間の睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を1日3食欠かさず、適度に運動もする。皆さんは日常生活で、これらをどれくらい実行できていますか?

寝食を惜しんで勉強することを評価する家族、友達、先生もいるかもしれません。それで最高の結果が出せているのであれば問題ないでしょう。

ただ、もし生活の基本が乱れていて成績も伸び悩んでいるのだとしたら、1日の過ごし方を見直してみても損はないのではないでしょうか。

自分の生活リズムを作ることが大事!

3、「今日は〇〇の日」を設定する

学校の勉強はしばしば、多数の科目の学習を同時並行でこなす、いわゆるマルチタスクを求めます。

病んでてそんなに頭が回らない。そんな時は、例えば「今日は明日提出のプリント1枚をやればOK、終わったら寝る!」と割り切ってしまうのも一つの手です。

大切なのは、全部を完璧にこなそうとしないこと。気分はいつしか回復します。毎日全力で過ごそうとせず、本調子を出せるときに出せば結果は返ってくる、これは勉強以外にもつながる考え方なのではないかと私は思っています。

こちらのTEDの動画でも、マルチタスクの対極概念、モノタスクの魅力を紹介しているので参考にしてみてくださいね。