衆院選でも「若者の政治参加」が注目されていますが、今の政治は決して若者向けとは言えないと思います。そう考えた理由をまとめました。 (高校生記者・フルミヤ=2年)

1、専門用語の使いすぎ

政治家は、基本的に専門用語を使いすぎではないでしょうか。専門用語でなくても、難しい言葉を使って記者の質問に答える場面を多く目にしました。

本を読んで政治への理解を深めている

これ自体悪いとは思わないですが、確実に若者が政治に興味をなくす要因であると思います。私ももっと小さいときは、政治家が何を言っているのか理解できず、興味を持てませんでした。

外国に目を向けてみると、アメリカのトランプ前大統領は簡単な言葉しか基本的に使わないので、多くの若者に政治に興味を持たせたと言われています。そういう意味では日本の政治家と真逆な気がします。

2、政治を身近に感じない

若者は、普段政治を身近に感じないことが多いです。社会人になって政治に興味を持つ人が多いかと思いますが、これは、大人になってからの方が政治の影響を受けるからです。

若者に政治に参加してもらうには、政治の影響を身近に感じてもらわなくてはいけないです。他の国、例えばフィンランドはなんと小学校から大学院まで学費が全て無料、ドイツでは大学の学費は原則無料(国公立だと小学校~大学院まで無料)です。

教育にもっと投資してもらえれば、若者にも政治を身近に感じてもらえると思います。

3、政治参加の場が少ない

若者が政治に興味をもったとしても、意見や思いを共有、発信することがしにくいのが現状だと思います。

僕自身も調べたことがあるのでわかるのですが、高校生から参加できる政治の団体はすごく少ないです。若者が選挙について意見を交換する場も少ないです。政治家は若者が政治を感じる場を提供することはもちろん、支援もしなくてはならないと思います。

マスコミにはもっと若者の政治参加の取り組みを取り上げてほしい

また、政治家がせっかくすごく良い取り組みをしていても、それが世間にあまり伝えられていないのが気になります。私は某政党の政治講座に参加しているのですが、あまり知られていないような感じがするので、もっと積極的にこういう取り組みを宣伝してほしいと思います。