英語力を測る検定として普及している「英検」(実用英語技能検定)。高校生では準2級(高校中級程度)や2級(高校卒業程度)の合格を目指して取り組む人が多いようです。みんなはどのような方法で勉強を進めたのでしょうか。高校生記者たちに聞いてみました。

4技能すべての対策が必要に

単語を重点的にやりつつ、苦手をカバー

私は高1のときに準2級に合格しました。一番多く時間をかけたのは、単語の勉強だったと思います。使っていた参考書は、『ランク順英検準2級英単語1550』(学研プラス)というものです。一つ一つの単語に読み方がカタカナで書かれている点と、単語が出る順で「A、B、C」と分かれている点がいいと思いました。

私はA・Bの単語と、本の後ろの方に載っていた熟語を何度も何度も繰り返しやっていました。単語の勉強では、必ずブツブツと声に出していました。これと並行して、過去問演習もしました。

私は特にリスニングが苦手だったので、リスニング問題を解いたら、必ずリスニングの文章を音声を聞きながら音読するようにしました。リスニングができるようになったのでおすすめです。英作文は、学校や塾の先生に必ず添削してもらっていました。(Rinka=2年)

英語塾+リスニング対策の問題集

英検準2級に合格した私の勉強法を紹介します。二次試験の面接は、当時通っていた英語塾で対策していましたが、一次試験の筆記は、塾での対策に加え問題集を使用していました。

その問題集は、『7日間完成 英検準2級予想問題ドリル』(旺文社)です。英検に似た問題が多く、単熟語や文法がまとめられたページがあり、勉強しやすいです。CDも付属しており、リスニング対策もできます。オススメの問題集です!(しむしむ=2年)

2種類のテキストを使ってバランスよく対策

私は『集中ゼミ』『総合対策教本』(旺文社)を使って準2級に合格しました。集中ゼミでは20日分にやる内容が分けられているので、自分で計画を立てる手間を省くことができます。

私は集中ゼミだけでは理解できないこともあったので、できないところを総合対策教本で調べるようにしていました。一度解いて、理解の浅いところを詳しく調べて自分のものにする、というような流れを決めておくのは大切だと思います。(はろはぴ=1年)

学習に使っていたノート

 

文法・イディオム・単語それぞれのテキストに取り組む

私が英検準2級に合格したときに使用していたのは、文法書は『 English Grammar in Use Book with Answers』(Cambridge University Press)、熟語帳は『解体英熟語 改訂第2版』(Z会)、単語帳は『英単語ターゲット1900 6訂版』(旺文社)です。当時は学習を始めたばかりだったので、語彙(ごい)を増やそうと思い、暇なときは単語帳の単語を紙に書き写していました。

文法は一番大事だと思っているのですが、英検準2級に関しては、ライティングのパートも短文なので、文法は第5文型とかの基本的なもので試験に臨みました。参考までに、スコアは総合2055でした。(やまと=2年)

ドリルなどの問題集と過去問で対策

私は合格ラインをさまよっていましたが、最終的には準2級に合格することができました。使用した本は、『7日間完成 英検準2級 予想問題ドリル』(旺文社)です。問題演習を分野別にできるのでバランスよく勉強できると思います。

ライティングに関しては、問題集や過去問の解答例を練習して、本番まで書いたり読んだりして形を頭にたたき込みました。(moru@32=2年)

問題集付属のCDを繰り返し聞き、耳で覚える

基本的に、移動中の車でリスニング問題を聞き流すだけでした。大抵、英検の問題集にCDが付いていますよね。私の場合は2級受検の際に、3級、準2級のCDも何度も聞いていました。これは耳を英語に慣らすためと、頻出構文・単語を覚えるためです。下の級の範囲ができる前提で出題されるので、下の級のものも覚えて損はないです。

あとは過去問を最低3回分はやっておくと本番で焦らないと思います。私はこれで、中学2年で英検2級に合格することができました。感覚的に勉強するタイプの方にはオススメです。(JiWoo=3年)