地方の高校生の大学進学を応援する東京大学の学生団体「FairWind」に所属する牛丸由理佳さん(理科二類1年、岐阜・鶯谷高校出身)から高校生への、「合格の秘訣」のアドバイスを紹介します。

こんにちは!皆さん、日々の勉強お疲れ様です。

合格の秘訣ということで、私の受験生活を振り返って「あれはやっておいてよかったな~」と思うことをいくつか挙げていこうと思います。

気楽にお付き合いください!

自習室大嫌いだったけど便利さに気づいた

①自習室を利用する

実は私はもともと自習室大嫌い人間でした。静かすぎて居づらいし、疲れたな~と思ってお菓子をつまむこともできないし、

まわりで筆圧高い人がいて「カリカリカリ…シュルルン!(丸を付ける音)」とか聞こえてくるとイライラするし…。

そんなわけで私は高3まではほとんど自習室で勉強したことはありませんでした。

ですが、浪人して自習室嫌いは一転、予備校で授業が終わった後はもちろん、授業がない日も自習室に通うようになりました。

そのきっかけは、私は浪人時代自宅から予備校が遠かったので予備校の近くの寮で一人暮らしを始めたことでした。

週末、一日中部屋で一人ぼっちでひたすらに勉強していると本当に気が滅入ってしまうのです。なので仕方なく自習室に行ってみたんです。

でも行っているうちに、自習室のほうが色々と便利だということに気づきました。

まず、良くも悪くも自習室では勉強しかやることがないです。

だからいろんな誘惑を「自分の力で」断ち切る必要がありません。環境が勝手に断ち切ってくれます。

それからまわりの人たちが懸命に勉強している姿を見て、自分も頑張らねばと自然に思えます。

特に同じ志望の人が勉強している姿が目に入るとすごいなという尊敬とともにやる気もがぜん出てきます。

もちろん自分にとって利用しやすい自習室、利用しにくい自習室があると思います。

(自習室とは名ばかりで、しゃべっている人や寝ている人がたくさんいる、なんていうところでは自分のモチベも下がってしまいますよね。)

自分にとっていい環境がそろっている自習室があるなら、今まで使ったことがない人も一度使ってみるのもいいと思います!

同じ大学を志望する友達との絆でモチベが爆上がり

②同じ志望を持つ友達と一緒に勉強する

これは①とも少し重複するのですが、同じ志望を持つ友達と勉強するといろいろないい刺激がもらえます。

その子が勉強する姿を見て自分も頑張ろうと思えるし、その子が模試の成績優秀者で名前が載ったりすると、

自分も載りたい!順位を上げたい!と強く思え、勉強のモチベーションも爆上がりします。

その結果、私は一人じゃ絶対にこんなに勉強できなかっただろうな、と思うくらいの勉強量をこなすことができました。

また、同じ志望大学だからこそ共有できる情報や悩みもあると思います。

もちろん受験においてはそのような友達はライバルになりますが、

私の場合、そういう友達との間に生まれるものはピリピリした空気感ではなく、むしろ絶対一緒に合格しようね!という強い連帯感や絆でした。

そして、友達と一緒に合格できたと知ったときは合格の喜びが何倍にもなりましたし、受験という試練を共に乗り超えた仲間として、入学後も仲良くしています。

勉強時間を記録すれば発見と自信

③勉強時間を記録する

勉強のスケジュールを立てよう!ということはよく聞くと思いますし、実行している人も多いと思います。

では、自分の勉強の記録をとったことはありますか?

スケジュールを立てることは、未来について考えることであるのに対し、勉強記録をとることは過去について考えることで、過去のことを考えるなんて意味あるの?と思うかもしれません。

ですが私は個人的に、この「勉強時間の記録」をおすすめします!

私も実際、受験生の時に勉強記録専用の手帳(1日の予定が1時間刻みで記入できる形式の手帳)を買って、やっていました。

経験的には、この習慣のメリットは学年によって変わっていったなと思います。

高2以下のときのメリットは「自分の学習習慣の見直しができる」ことでした。

私は、家にいるときの時間の使い方をすべて記録し、勉強した時間は勉強内容まで、休憩時間は休憩の内容(仮眠、とかテレビを見た、とか)まで記録していました。

すると、「学校から帰ってきてから勉強するまでの休憩時間が長いな」「塾の数学の宿題にこんなに時間を割いていたんだ(教科ごとのバランスがわかる)」

「金曜日の夕方は疲れて仮眠をとってしまうことが多いんだな(曜日ごとのバランスがわかる)」など、いろいろな発見がありました。

そして、どうしたらもっと勉強時間を捻出できるのか、勉強時間の科目ごとの時間配分はこれでいいか、など

自分の勉強習慣を俯瞰して対策を考えることができるようになりました。

これは、目の前にあるやるべきことをただただこなしていたころに比べると、頭を使って時間を使えるようになったので大きな進歩だったなあと思います。

高3になってからのメリットは、上のことに加えて「自分の勉強に自信をもてるようになった」ことでした。

受験が迫ってくる高3の時期には、自分は本当にちゃんと勉強してきたのだろうか…と漠然とした不安におそわれることがありました。

そんな時、勉強記録が残っていると、そこには自分の努力の形跡がはっきりと可視化されており、

自分はこんなに頑張ってきたんだ、と再確認でき、少し自信をもつことができました。

今日はたくさん勉強したな~!という達成感が感じられるほど勉強した日があったとしても、その達成感は時間とともに忘れていってしまいます。

でもそれを記録しておけば、後で見返したときに自分の自信に変えることができるのです。これってお得なことだと思いませんか?

どの学年の人にもメリットはあると思うので、気になった人はぜひ一度試してみてください!

以上3つのことを長々と書いてきましたが、どれも私の個人的な経験によるものなので、

やってみて自分には合わないなと思ったらまた別の方法を試すなどして自分なりの勉強習慣を確立していってください!

応援しています!!

【FairWind】東京大学の学生がつくる団体。地方と都会の教育格差の解消をめざして、東大生と地方の高校生との交流などの活動をしている。