現代文の問題を解いても、「正解」がわからない人は多いと聞きます。私も以前その一人でした。ですが、あるとき共通テストレベルの模試で9割(現代文のみ、古漢は除く)を取ることができ、それ以降も高得点が続いています。何が効果的だったのか、勉強のやり方を振り返ってみたいと思います。(高校生記者・Haly=3年)
選択肢の文章を区切って判断
まず、論理的文章です。今回は共通テストを想定して選択問題の解き方について書きます。
ポイントは、選択肢の文章を「区切る」ことです。そして各文節の横に、内容が正しければ「○」、正しくなければ「×」、微妙なものには「?」を書きます。私はケアレスミスが多く、現代文の場合は文章を勝手に解釈してしまうことが失点の一因でした。だから、こうして選択肢をしっかり読むように気をつけています。
漢検2級の対策が役立った
漢字問題は高1のときに取得した漢検2級(高校卒業レベル)の勉強が生きています。これ以外に特別な勉強をしたことがないのですが、当時覚えた漢字が出題されることがよくあります。学校や模試の漢字問題では、ほとんど満点を取ることができています。漢字が苦手な人は、漢検2級の過去問を解いてみるといいかもしれません。
物語の理解には読書が効果的
次に文学的文章です。私は論理的文章に比べて答えが明確に書かれていない文学的文章が苦手でした。
結論から言うと、個人的に効果的だったのは「読書」でした。私は受験勉強からの逃避で読書にふけった時期がありました。活字は苦手でしたが、他のことをするより罪悪感が少ないと感じたからです。
この習慣を続けていると、驚くことに文学的文章の大問で満点を取ることができたのです。そのときは「偶然かもしれない」と思いましたが、その後も8割以上の得点率を維持しています。
勉強に飽きたら本を読む
それ以来、勉強に飽きたら読書をするようにしています。私は表紙やあらすじで引かれた本を買ってみたり、以前読んで好きだった本を読み直したりしています。読んでいるジャンルは小説で、特に学園モノが好きです。七月隆文さんの『ケーキ王子の名推理』は新作が出ると必ず買っています。
みなさんも、自分が読みやすい本から始めてみてください。面白くて点数にもつながる、一石二鳥の方法だと思います!
今回紹介した勉強法によって、まだ波はあるものの現代文の点数を20点以上あげることができ、今では私の得意教科の一つになっています。効果に個人差はあると思いますが、参考になればうれしいです。