勉強しなきゃいけないことは分かってる、けれどやる気が出ない……。そんなときの「やる気の出し方」を高校生記者たちに聞いてみました。

目次

1、「頑張っている人」のことを考える

2、やる気スイッチを押す方法を見つける

3、集中を妨げるものを遠ざける

4、一度勉強から離れる

1、「頑張っている人」のことを考える

先輩や憧れの存在、ライバルなど、努力している人を思いうかべることでやる気を出すという方法も。

「自分だけじゃない」と気づかせてくれる存在

受験に成功した先輩たちのメッセージを読む

学校や塾の合格体験談(先輩からのメッセージ)を読んでいます。読んでいくうちにたくさんの人が頑張った・頑張っていることを実感でき、やる気につながります。(セイスモサウルス=3年)

ライバルを作ってやる気を出す

自分が嫉妬したり、対抗心を燃やせしたりする存在を作ることをお勧めします。「自分もこうなりたい」「負けたくない」と思うことでモチベーションアップにつながると思います。

具体的には、勝手にライバルの存在を作って悔しがって対抗心を燃やす。インフルエンサーの中から、「英語を話せて外国人のイケメンと付き合っててうらやましい憧れの人」を見つけてみることです。(おりお=2年)

2、やる気スイッチを押す方法を見つける

「これをやればやる気が起きる」きっかけを見つけることが鍵のようです。

やる気になれるきっかけは何だろう?

スイッチの入るルーティーンを作る

勉強を始める前の行動をルーティーン化することを意識しています。

髪を結ぶ、水を飲む、タイマーをセットするなど、どんなささいなことでもOK。勉強を始める前に「必ずやること」を決めると、その後勉強を始めることが「習慣」になります。いずれはやる気を出そうと意識しなくても、抵抗なく勉強に取り組めるようになると思います。(はるたま。)

やることを細かくリストアップ

「取りあえずやることリストだけでも書くこと」です。

ここで大切なのは、やることを細分化することです。例えば「数学のワーク」ではなくて「数学のワーク第1章」「大問1問分」などと細かく何個にも分けます。そして、終わったらチェックをつけていくと達成感がとても得られるので、本当におすすめです。

(ジャクス=1年)

簡単なことから始めてエンジンをかける

5分だけハードルの低いタスクに手を着けます。例えば、授業のノート、教科書、参考書を開いて読んでみる、まとめてみる、一問一答に答えてみる、YouTubeで関連する動画を見るなどです。

これをやっても集中できないときは、焦っていない限りいったん諦めます(笑)。ただ高校3年生ということもあって、少し遊ぶと罪悪感や焦燥感に駆られるので、15分程度のロスならダラダラやるより効率を上げて勉強に取り組めていると思います!(マリーナ=3年)

「やる気」を待つよりとにかく始める!

私もこの間、勉強のやる気が出なさすぎて、「勉強 やる気 出ない」で検索していました(笑)。そこで分かったことですが、「やる気」というのはそもそも存在しない概念らしいのです。

強いていうなら、やる気があってやるのではなく、やっているうちに湧き上がってくるもの。やる気を出そう出そうとしている分だけ「無駄」だということです。なので、「やる気が~」とかどうこう考える前に、勉強に取り掛かりましょう! (しむしむ=2年)

3、集中を妨げるものを遠ざける

「集中を妨げるもの」といえば、やっぱりスマホ。初めから手の届かないところに遠ざけておくのも手です。

勉強をサポートしてくれるものと妨げるものを分けてみよう

見える位置に目標を。スマホは遠くへ

主に2つの方法でやる気を出します。1つ目は、モチベーションになるものを勉強机のそばに置くこと。例えば、目標点を紙に書いてそばに置くことで可視化され、目標のために勉強をしなければならないと思うことができます。

2つ目は、勉強以外のものを視界に入らないようにすること。やはり、スマートフォンが視界に入ると誘惑に負けてしまうので、自分から見えない場所に置きます。そうすると、自然に勉強だけができる環境になります。(ながたにえん。=2年)

スマホを禁止して机に向かう

取りあえず机の前に座る! これにつきると思ってます。

スマホを触る、寝る以外のことなら何をしてもOK! そうすると、あまりにも暇で取りあえず5分だけ勉強しようと思い始めるし、やり始めたらやる気が出ます。

ちなみに、タイマーはカウントアップ機能付きのキッチンタイマーや勉強用のものがおすすめ。スマホだと余計な機能がついていて、つい触りたくなっちゃうので、私はキッチンタイマーを使っています。(あかり=1年)

4、一度勉強から離れる

いったん他のことをしてみる。勉強から遠ざかってしまうように見えますが、軽く体を動かしたり読書をしたりすることが頭のウオーミングアップになっているのかも。

別バージョンのラジオ体操でリフレッシュ

ラジオ体操を日本各地の方言や外国語バージョンの音源でしています。ラジオ体操は時間も長くなく、ちょうど良い程度に身体が動かせるのでおすすめです。

方言や外国語の音源に触れることで、もっと日本や外国のことを知りたいという気持ちになるので、勉強のやる気につながります。(manami=3年)

いったん勉強から距離を置く

読書をするようにしています。小説や自伝、ノンフィクション、心理学系などジャンルは問いません。

「それ効果あるの?」って思うかもしれませんが、少し勉強と距離を置くことで自分を俯瞰できるようになるし、本を読むことで心に響くような言葉に出会えて充電が満タンになります(笑)

とにかく勉強から少し離れてみることで、気分も良くなったりすることもあると思います。(やまと=2年)