私は生理の症状がつらく、学校生活にも支障が出ていました。そこで、勇気を出して産婦人科に行き、ピルを飲み始め、症状がとても軽くなったのです。生理に悩む同年代に、産婦人科の受診とピルのメリットを伝えます。(光る林檎=3年)

ひどい生理痛で産婦人科を受診

私は中学生のときから、毎月の生理に伴う生理痛や眠気などにとても悩まされていました。

服用しているピル 

高校3年生になったころから症状が急に悪化。生理中は起き上がるのもしんどく、生理が終わった後も痛みが続くようになり、学校生活に支障が出るようになりました。

産婦人科で検査をしたところ、子宮内膜症と子宮腺筋症という病気の可能性があると言われ、今は低用量ピルでの治療を行っています。

ピルで経血量が減り生理痛も軽く

ピルを飲み始めてから、自分の生理と前向きに向き合うことができるようになりました。確かに副作用や金銭面の負担はあります。ですが、メリットも大きいので、生理で悩んでいる人は選択肢の一つとして考えてみるべきだと私は思います。

ピルの最大のメリットは、生理痛がとても軽くなり、経血量も減ったことです。

私は今まで試験や宿泊行事などの大切な日に、なぜか生理が来てしまい困っていました。ですが、ピルを飲むことで周期を調節することができるので、そのような心配もなくなりました。

長年悩んでいた生理前の肌荒れや、食べ過ぎによる体重増加がなくなり、美容面でも効果を感じています。

それでも、飲み始めてから1カ月は副作用があり、眠気や頭痛に悩まされました。ですが、学校の先生や家族の支えもあり、安心して学校生活を送ることができました。

学校生活に支障が出るほどの痛み

悩んでいる人は勇気を出して産婦人科へ!

私は受診するまで、自分の生理痛について「このくらいは大丈夫だ」と思って無理をしていました。ですが、子宮内膜症は将来不妊になる可能性も高くなってしまう、とても怖い病気です。厚生労働省の調べによると、妊娠可能な年齢の人の10人に1人がかかると言われるくらい、身近な病気です。

私は産婦人科に行くことはとても勇気が必要でした。とても緊張しましたが、担当の先生にも看護師の方にもとても温かく接していただき、安心して治療を受けることができました。

今、少しでも生理で悩んでいる人は、将来後悔しないためにも、産婦人科の受診を考えたほうがいいと思います。

私がピルを始めたとき、周りにピルを飲んでいる人がいなかったことで不安も多くあったので、この記事が少しでも多くの人の役に立ったらうれしいです。

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