「生理痛で学校を休むのはおかしいですか?」。高校生新聞オンラインでは、「生理痛で学校を休んではいけないのか」と疑問を抱く、高校生の声を紹介した。この記事に対して、読者から寄せられた声の一部を紹介する。
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生理痛で学校を休むのはおかしい?
重い生理痛に苦しんで
私は生理が重く、毎月とてもつらいです。月によっては、鎮痛剤を飲んでもなかなか効きません。ブランケットを掛けて横になっていないと、痛みがおさまらないときもあります。
休むと「病気じゃないのに」と言われ
生理痛で学校を2日ほど連続で休んだ際、「病気じゃないのに休むなんておかしい」「女子はみんな我慢しているのに」と言われてしまいました。周りで聞いていた男子からは、「女子は休む言い訳が男子よりも多くあってうらやましい」と言われました。
休みたいわけじゃないのに
休みたくて休んでいるわけじゃないんです。学校を欠席すると、勉強が遅れることがあります。友達にノートを見せてもらったり、先生に休んでいた間の授業内容を聞いたりするだけでは追いつかない場合もあります。
生理痛だとなぜ我慢しないといけないの?
そもそも「生理痛には個人差があるのに」とモヤモヤします。風邪などの病気だと休みやすいのに、生理痛だけ我慢を強いられるのはなぜでしょうか。(りりー・高校1年女子)
重い生理痛に苦しむりりーさん(1年)は、生理痛の軽い女子や男子にも、「生理痛で無理をしなくてもよい」雰囲気を持ってもらいたいという。加えて、生理休暇制度も求めている。
「休むほどつらいんだ」と理解を示して
記事を読んだ読者からは、「生理で学校を休むのは悪いことじゃない」という声が多く集まった。ちゅるちゅさん(高校2年)は、「同じ女性でも他の人のつらさは理解できないし、想像で推し量ってはいけない。『休めていいな』ではなく『休むほどつらいんだ』と考えるべき」。
かうるさん(高校1年)も、「薬を飲んでもおさまらないくらいつらいなら、学校に行っても悪化してしまうかも。身体によくない」と、休むことに理解を示している。

「サボりだ」と言われてつらかった
りりーさんのように、批判され傷ついた読者もいた。なちさん(高校1年)は「生理痛がひどくて保健室で休んでいたけれど、女性の先生に生理痛の重い人がおらず、『サボりだ』と言われてつらかった」と吐露した。
Ayacoさん(高校1年)は、「母は生理痛が軽いから、私が苦しんでいても『大げさだ』と言われてしまう。父は『マッサージをすれば治る』と本気で思っている」と、家族に理解してもらえず孤独を感じているという。

生理休暇を学校でも取り入れて
生理休暇についても、学校へ制度を求める声が多く届いた。くろネコさん(中学3年)は、「会社では生理休暇の制度があるので、学校でも取り入れるべき。罪悪感が無くなると思う」と、会社と学校を比較して指摘する。
ただの「欠席」じゃだめなの?
同記事をヤフーニュースに配信すると、コメントでは「生理休暇は不要だ」という声があった。「生理痛を軽んじるつもりは無いが、特別な制度を設けなくても、ただ『欠席』でいいのでは、と思ってしまう。『休みづらい』っていう意見もあるのかもしれないけど、保護者が学校へ1本連絡を入れればいいだけでは」。
「病気」が隠れている可能性も
さらに「病院を受診すべき」という指摘もあった。「私は長年生理痛やPMSに悩まされ婦人科にいったところ、病気が見つかりました。もっと早くに行けばよかったと後悔しています。学校を休むレベルの痛みなら病院へかかるべき」「生理痛がひどかったものの、『病気じゃない』と長年市販の鎮痛剤だけを飲んで過ごしていた。しかし、耐えきれなくなって婦人科に行ったときには、手術が必要な状態でした」と、自身の体験をもとに受診をすすめる声もあった。

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