先日、私が住む市内で選挙が行われました。18歳になったばかりの私は、初めて投票をしました。市のプログラムにも応募し、投票立会人の仕事も経験しました。(高校生記者・Haly=3年)
思ったよりリラックスできる場所
人生で初めての投票へ。投票所に行ったことがない人には、「選挙」というとかしこまったイメージを抱く人が多いのではないでしょうか。しかし、実際の投票所は想像していたよりリラックスできる場所でした。
私は投票と投票立会人の仕事のため、二つの投票所に行きました。1つは空間が広く、もう1つはオルゴールの音楽を流していました。こうして、投票する人が緊張しないような工夫もされています。
投票するまで、「18歳になった」ということに現実感がありませんでした。ですが、投票用紙を箱に入れた瞬間、自分が1人の市民だということ、社会に直接関わることができる人間になったのだということをひしひしと実感しました。
不正ないか監視する仕事を経験
投票した会場とは別の投票所で投票立会人の仕事をしました。選挙で不正が行われていないかを監視するのです。
事前に調べて知っていたものの、「ずっと座って投票の様子を見ているだけ」。本当に意味があるのか正直疑問でしたが、選挙管理者が「市民の責任ある1票だから、不正があってはならない。そのためにも、用紙を2枚入れていないかなどを確認する必要がある」と教えてくれました。
1票で結果は変わらないかもしれませんが、それは「大切な1票」だということを理解し、責任を持って投票するべきだと思いました。
若者の投票率はいまだに低いです。立会人の業務中に、市の選挙管理委員会の方とお話をする機会があったのですが、私のような高校生が選挙に当事者意識を持っていることを喜んでくださったことが印象的でした。
政治は私たちの声を求めています。みなさんも選挙権を獲得したら、投票に行ってみてください!