ツイッターは、感じたことを発信したり、趣味が合う人とつながったり、普段会話できない人と交流できる便利なツールです。ですが、自由度が高い分マナーのない行為も起きやすいみたい。高校生記者たちが見かけた、ツイッターでの迷惑行為やトラブルを聞いてみました。
迷惑な「無関係タグづけ」
私はアニメやゲームなど2次元の作品が好き。よくツイッターを利用して、好きな作品関連の情報やファンアートなどを調べることがあります。そこで、たまに関係ない内容のツイートなのに「作品のタグ」をつけている人がいます。
話題作のタグをつけて、より多くの人に自分のツイートを見てほしいという気持ちはわからなくもない……ですが、やはりハッシュタグは検索を楽にする目的があります。関係ない内容にはつけてほしくないです。(仮牧=3年)
ひたすら続く「アンチコメント」
私が見たことのある迷惑行為は、ひたすらあるアイドルグループのアンチコメントを発信し続けるものです。コメントやツイートなど、鍵も付けずにあらゆる方法で他のグループをさげすむ内容発信をしている人を見ると「嫌いならやらなければいいのに」と思ってしまいます。
そして他のグループを見下すことで、自分の応援しているグループの価値を上げているところがなおさら嫌いです。なぜなら、アンチコメントをしているグループが好きな人にとっては至極不快なこと。好きなグループのファンダムにも悪イメージとなり迷惑をかけているからです。(マリーナ=3年)
裏で批判をツイートされて
自身の生徒会選挙の放送演説のとき、各教室で聞いていた一部の生徒がツイッターでいろいろと批判的な言葉をツイートしていました。今では、何度もそうした行為が繰り返されているのに加え、そういう人たちが多い学校であるのを分かっているので何とも思いません。ですが、初めてその事実を教えてもらったときはショックでした。(百瀬=2年)
誹謗中傷が見たくなくても目に入る
ツイッターは基本見るだけにして、情報収集の一つの手段として使っています。ですが、時々リプライ欄に誹謗(ひぼう)中傷をしている内容を見ます。見たくなくても目に入ってきては不快な気持ちになり、気分も下がってしまいますし、良い気持ちになりません。
一人ひとりがツイッターを使う上で、相手の顔が見えないからと言って誹謗中傷の内容を発言しないようにすべきだと思います。(ながたにえん。=2年)
反対意見の発し方に配慮すべき
ツイッターを使っていると、人を批判する言葉を目にしがちです。どうしても自分の意見と反対の意見を持つ人は存在するため防ぎようがないですが、その意見や言葉を不特定多数に発信する必要性はないと感じます。
実現は難しいですが、ツイッターのユーザー一人ひとりが、批判は相手を傷つけてしまうことを意識しプラスになる発信を行えば、世界中の人とつながれるソーシャルメディアのメリットを享受できると思います。(神崎リン=3年)